AIST IDEA

AIST-IDEA — 研究・技術支援サービス

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温室効果ガス(GHG)排出量が見えるデータベース

AIST-IDEAとは?

AIST-IDEA(アイストイデア)は、環境影響の見える化手法であるLCAやScope3を実施する際に必要となる排出原単位を、網羅性、代表性、完全性、透明性を担保しながら提供する世界最大規模のインベントリデータベースです。

特に網羅性に関しては、日本国内のほぼ全ての事業における経済活動をカバーし、全データを「日本標準産業分類」「工業統計調査用商品分類」に基づいた分類コード体系で作成しています。

また、データは統計をベースに開発されているため、日本の平均的な製造方法やサービスのデータとなっており、代表性を確保しています。AIST Solutionsでは、ライフサイクル/バリューチェーンを考慮したGHG排出量の見える化が脱炭素イノベーションの実現に重要な役割を果たすと考え、一貫性・信頼性・公平性のある評価方法及びデータベースの「 AIST-IDEA」の普及に取り組んで参ります。

AIST-IDEAの特徴

豊富なデータセット:
世界最大規模 5,600件のデータセット(最新バージョン:Ver.3.5)

影響領域数:
18種類の環境影響領域が評価可能(最新バージョン:Ver.3.5)

Scope3対応:
Scope3算定に必要な排出原単位データを提供(最新バージョン:Ver.3.5)

 

 

 

AIST-IDEAは、LIME2およびLIME3の両手法に対応しており、特にLIME3は地球規模での評価に対応した最新版として採用が進んでいます。
18種類の環境影響領域が評価可能(最新バージョン:Ver.3.5)


LIME2 (Life cycle Impact assessment Method based on Endpoint modeling 2):第2期LCA国家プロジェクト(2004-2008)で開発された、日本を代表する環境評価手法。
LIME3: 日本発の国際的な環境影響評価手法として、グローバルなサプライチェーンを持つ企業の製品・素材輸入における環境評価に最適化されました。
LIME3は、TNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース)などで重要視される生物多様性評価にも対応しており、より高度な経営判断や環境貢献の定量化に活用されています。
LIME3に関しまして、詳しくは こちら をご覧ください。

 

AIST-IDEAの利用推奨

産総研およびAIST Solutionsでは、LCAやScope3を実施する際に利用するAIST-IDEAのデータベースは、最新バージョン(Ver.3.5)の利用を強く推奨しています。

産総研では毎年、AISTーIDEAデータを更新し最新バージョンを提供しております。
これまで産総研で開発した旧バージョン(Ver.2.3以前)については、データ情報が古くなっていること・収録されている製品データの数・評価可能な環境影響領域の種類が少ないこと等が理由で、旧バージョン(Ver.2.3以前)で算定したGHG排出量等の信頼性・正確性が十分でない可能性がございます。

AIST-IDEAの提供バージョンと対象国

日本版
対応言語:日本語・英語
バージョン:Ver.3.1 / Ver.3.2 / Ver.3.3 / Ver.3.4 / Ver.3.5
※ 各バージョンの更新点等は IDEAラボHP をご確認ください。

海外版
Ver.3.2:日本語(中国、インドネシア、世界平均)
Ver.3.3:日本語・英語(イタリア、フランス、イギリス、ドイツ、トルコ、南アフリカ、インド、タイ、中国、韓国、マレーシア、インドネシア、ベトナム、フィリピン、オーストラリア、アメリカ、カナダ、ブラジル、世界平均)
※ 海外版の詳細等については IDEAラボHP をご確認ください。

ご利用ガイド

活用事例

AIST-IDEAの活用事例を紹介しています。
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お申込み・お見積

フォームにてAIST-IDEAのお申込み、お見積が可能です。

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約款・価格

AIST-IDEA 使用許諾約款、価格表をご確認ください。

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算定パートナー

AIST-IDEAを効率的に活用するための各種ベンダツール /  算定システム登録企業もこちら。

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サプライチェーン

サプライチェーンライセンスについて。

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講演会・アーカイブ

講演会開催情報や過去のイベントのアーカイブや、資料等、ぜひお役立てください。

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資料ダウンロード

追加や変更届等をダウンロードいただけます。

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FAQ

よくあるご質問やお問合せ等

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サービスのご案内

AIST-IDEAサービスのご案内

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メッセージ

2050年カーボンニュートラルへの取組・環境影響評価に活用を

現在、地球温暖化や気候変動への対策のために多くの国々が温室効果ガス(GHG)の排出削減等に取り組んでいます。日本も2050年のカーボンニュートラル(CN)に向けてさまざまな取り組みを実施しています。なかでも省エネルギー・省資源は最も重要な施策の一つとなっています。しかしながら、真に省エネルギー・省資源になるかの判断は難しく、より正確にはシステム全体をライフサイクル的に見る必要があり、その解析のために必要なのがGHG排出原単位と呼ばれる係数です。GHG排出原単位に関連する活動量をかけ、その積の総和をとることで全体のGHG排出量やカーボンフットプリント(CFP)の算定ができます。AIST-IDEAはさまざまな排出原単位をまとめた約5600のデータセットからなるデータベースで、国内統計をベースに国内ほぼすべての経済活動をカバーするように作成されていることから、高い網羅性、代表性、完全性と透明性を持っています。また、CFPの算定だけでなく、さまざまな環境影響評価に利用できるデータを保有しています。ぜひAIST-IDEAをCNへの取り組みや環境影響評価の一助としてご活用頂ければ幸いです。

AIST Solutions AISTーIDEA事業 プロデューサ

竹村 文男

高まる環境負荷算定のニーズに応えるため、データの代表性・網羅性・完全性・透明性維持の向上

ライフサイクルアセスメント(Life Cycle Assessment;LCA)に基づく産業技術の環境政策推進を背景に、2010年に産総研安全科学研究部門よりIDEAがリリースされました。我々は日本を代表するライフサイクルインベントリデータベース開発および国際連携を実施してきました。現在、高まる環境負荷算定のニーズに応えるべく、AIST-IDEAのデータ更新、データの代表性、網羅性、完全性、透明性の維持・向上に努めています。また、環境負荷量の算定・評価手法は国内外で議論が活発化し様々な方法論が台頭しています。AIST-IDEAの精度向上のみならず、新技術開発へのLCA視点に基づく提言や、欧州の環境規制を始めとした新たな環境パフォーマンス評価手法へのAIST-IDEAの対応、そして、国内外の組織や企業と研究現場との橋渡しを目指します。

産業技術総合研究所エネルギー・環境領域 安全科学研究部門 IDEAラボ長

田原 聖隆