ホームニュース News当社社員の提案事業が、「早暁プログラム」第2期ステージ1における新規課題に採択されました

当社社員の提案事業が、「早暁プログラム」第2期ステージ1における新規課題に採択されました

国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)による、大学発新産業創出基金事業「早暁(そうぎょう)プログラム」第2期ステージ1における新規課題に、当社プロデュース事業本部 事業構想部 プランナ 木村優太の<設計図を作成するサービス「ReSketch」>が採択されました。

 

「ReSketch」サービスイメージ

 

建設業界が抱える“設計図の空白”という課題の解決へ

建物を改修する際、「改修図面と実際の現場が異なる」という問題が多発しています。設計士は、現況を正確に示す図面を入手できないため、残っている古い図面をかき集め、点検口から覗いて構造を確認し、時には壁や天井を取り壊しながら現場を把握します。
しかし、それでも見えない配管や梁、ダクトなどの情報が欠落し、最終的には経験と想像に頼らざるを得ない場面が少なくありません。
結果として、設計と現場の間で手戻りが頻発し、時間・労力・コストが過大化しています。こうした手間は、慢性的な人手不足や2024年問題による労働時間規制など、構造的な課題を抱える建設業界において、生産性を一層低下させ、課題が深刻化する要因にもなっています。

 

改修図面に無い配管等が出てきた実際の現場

 

「ReSketch」で用いる技術は、産業技術総合研究所の超小型X線源と高感度検出技術を応用し、壁や天井内部を広範囲かつ高精度にスキャンできる点が特長です。バッテリー駆動の小型装置により、電源工事や大型機材の搬入を必要とせず、既存施設でも迅速な計測が可能になります。

 

 <木村からのメッセージ>

建設業界は長年、改修工事で発生する手戻りは“避けられないコスト”として受け入れてきました。ReSketchはその常識を覆し、改修プロセスにイノベーションを起こすため、研究・事業開発を進めております。老朽化が進む産業インフラにおいて、改修の効率化と精度向上は急務です。この技術で設計と施工のギャップを埋め、業界全体の生産性向上と働き方改革に貢献します。 

 

早暁プログラム とは

大学等発スタートアップ創出に向けて、ビジネス視点を持つ事業化人材注)が、起業経験や投資経験などを有するメンターによるメンタリングを受けながら、自らが描いた事業化構想を実現させるために大学等の技術シーズを探索し、
研究者とチームになってビジネスモデルのブラッシュアップと研究開発を推進することで、大型ギャップファンドなどの次のフェーズへの移行を目指す取り組みです。

早暁プログラム