「サーキュラー・サーマル・エコノミー」講座シリーズ:第3回 低温排熱を資源化する熱マネジメント技術
2026年9月7日~ 9月30日開催
- テクノナレッジ講座(有料)
- 主催・共催イベント
- オンライン

開催概要
プログラム
本講座はオンラインによるオンデマンド配信です。視聴可能期間中であれば、何度でも繰り返しご覧いただけます。
配信期間
第1回:2026年9月7日(月)10:00~2026年9月30日(水)23:59
※11月以降、随時視聴のお申し込み受付を開始予定です。申込・決済完了後、随時視聴が可能となります。具体的な申込開始時期は、決まり次第ご案内いたします。
※講座の内容はいずれも同一です。受講料金
33,000円(税込)/名
申込締切
第1回:2026年8月31日(月)17:00
注意事項
※講演内容およびプログラム構成は、講師や主催者の都合により一部変更となる場合がございます。
※配信システム上に表示されるアンケートに、講座に関するご質問欄をご用意しております。ご記入いただいた内容には、後日あらためて回答いたします。
「サーキュラー・サーマル・エコノミー」講座シリーズについて
サーキュラー・サーマル・エコノミー ~カーボンニュートラル時代の熱マネジメント~
2050年カーボンニュートラルの実現に向け、エネルギー分野では大きな転換が進んでいます。電源の脱炭素化や省エネ化、電化の推進、CO₂の回収・貯留など、さまざまな取り組みが進展しています。
その中で、あらためて注目されているのが「熱」の扱い方です。日本の最終エネルギー消費の多くは、実は熱として利用されています。しかしこれまで、発生した排熱の多くは十分に活用されてきたとは言えませんでした。
燃料価格の上昇や脱炭素制約の強まり、再生可能エネルギーの拡大により、熱を「副産物」ではなく「資源」としてとらえ、循環させながら活用する視点が求められています。本シリーズでは、この構造転換を「サーキュラー・サーマル・エコノミー(熱の循環経済)」という考え方で整理します。
熱を「つくる」「ためる」「使う」「回収する」「再生する」という循環の中で捉え、材料・デバイス・システム・社会実装までを体系的に解説します。
次世代熱マネジメントによる「サーキュラー・サーマル・エコノミー」
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本講座について
本講座は、「サーキュラー・サーマル・エコノミー」講座シリーズの一講座として開催する講座です。
カーボンニュートラルの実現に向け、未利用熱・排熱を“資源”として循環利用する「サーキュラー・サーマル・エコノミー(熱の循環経済)」が注目されています。 一方で、今後は化石燃料由来の高温熱源に依存した熱利用が難しくなり、工場・データセンター・モビリティなどで発生する「低温排熱」をいかに回収・輸送・再利用するかが重要な課題となっています。
本講座では、排熱利用の市場・技術動向を概観した上で、低温度差でも高効率に熱を輸送できる技術に焦点を当て、従来のIC冷却用途に留まらない“熱回収・熱利用基盤技術”として解説します。さらに、熱流体シミュレーション技術を活用し、熱回収・熱利用システムを最適化するための考え方について、開発事例を交えながら体系的に学びます。
本講座で学べること
- カーボンニュートラル時代における熱回収・熱利用の最新動向
- 低温排熱・低温度差熱輸送が重要となる背景と技術課題
- ベーパーチャンバーによる低温度差・高効率熱回収技術
- 熱交換・冷却システムにおける設計課題と開発事例
- CFD・格子ボルツマン法による熱流体シミュレーション
- 熱回収・熱利用による熱マネジメントシステム最適化の考え方
こんな方におすすめ
- 工場・設備・プラントの省エネルギー化や排熱活用を検討している方
- 低温排熱回収・熱輸送技術に関心のある技術者・研究者
- 熱交換器、冷却機器、エネルギー機器の開発担当者
- データセンターや電子機器の熱対策・液冷化に携わる方
- 熱輸送・熱交換システムの高効率化を検討している方
- 熱流体シミュレーションやCFDの活用を検討している方
- カーボンニュートラル・GX推進に関わる企画担当者
- 新規熱マネジメント技術の事業化・研究開発を検討している方
プログラム詳細(約3時間)
第1部 サーキュラー・サーマル・エコノミーと排熱利用の市場動向(約60分)
講師:馬場 宗明
| 1.なぜ今「熱の循環利用」が重要なのか | ・カーボンニュートラル政策と省エネルギー要求の高まり ・高温熱源が得られにくくなる社会背景と熱利用構造の変化 ・産業分野における未利用熱の現状 ・製造業・モビリティ・データセンター分野における熱課題 ・熱マネジメントの最新技術動向 |
| 2.未利用の低温排熱活用の技術動向 | ・排熱回収技術の分類と特徴 ・エクセルギーで見る技術選択 ・熱交換技術の進化 ・相変化利用技術の潮流 ・相変化熱輸送デバイスの最新研究 |
| 3.サーキュラー・サーマル・エコノミーの将来像 | ・分散エネルギー社会と熱利用 ・AIデータセンター時代の熱問題 ・今後期待される熱輸送・熱回収技術 |
第2部 低温度差を活かす相変化熱輸送技術(約60分)
講師:馬場 宗明
| 1.相変化熱輸送技術の現状と課題 | ・低温度差での熱輸送が求められる背景 ・熱輸送における温度差と熱交換効率の関係 ・相変化熱輸送を用いた熱交換・冷却技術の開発事例 |
| 2.ベーパーチャンバーとは何か | ・ヒートパイプ・ベーパーチャンバーの基本原理 ・相変化を利用した熱輸送メカニズム ・従来冷却技術との比較 ・急速に広がるベーパーチャンバー市場 |
| 3.ベーパーチャンバーの設計と応用 | ・ウィック構造・毛細管力制御 ・気液二相流制御技術 ・高効率熱交換との組み合わせ ・産業設備・データセンター・排熱回収への応用事例 |
| 4.排熱回収技術としてのベーパーチャンバー | ・IC冷却用途を超えた活用コンセプト ・低温度差でも大量の熱を回収できる理由 ・熱輸送ロス低減の考え方 ・パッシブ熱輸送技術としての可能性 |
| 5.次世代熱マネジメント技術 | ・液冷•液浸冷却との融合 ・超撥水構造を活用した冷媒制御 ・高熱流束対応技術 ・熱回収まで含めた統合熱マネジメント ・将来展望 |
第3部 熱流体シミュレーションによる熱設計・最適化(約60分)
講師:高田 尚樹、齋藤 慎平
| 1.熱流体シミュレーションの基礎 | ・数値流体力学(CFD)の基本概念 ・熱と流れの連成解析 ・シミュレーション活用のメリット |
| 2.格子ボルツマン法とマイクロ熱流体解析 | ・格子ボルツマン法(LBM)の特徴 ・気液混相流シミュレーション ・マイクロ流路・多孔質内部流れ解析 |
| 3.相変化・熱交換デバイスへの応用 | ・相変化現象における気液界面・濡れ・液膜現象 ・熱交換器における熱伝達・圧力損失の予測 ・高発熱機器冷却・排熱回収に向けた熱設計 ・シミュレーションと実験の連携 |
| 4.今後の展望 | ・実験データとシミュレーションを統合した熱設計 ・AI・サロゲートモデルを用いた熱最適化 ・相変化・混相流を活用した次世代熱マネジメント |
受講までの流れ
受講の流れは、以下のSTEP1からSTEP3のステップに沿って進みます。

◆STEP1 仮申込み
- 受講を希望する場合、 有料講座の仮申込はこちら ボタンより必要事項をご記入の上、申し込み期日までにお申込みください。
- 申込み時に居住性の確認で「居住者」なおかつ特定類型「該当なし」を選択された方には、STEP2にお進みください。
- 申込み時に「非居住者」又は「特定類型該当者」を選択された方には、居住性等の確認手続きのため、別途ご連絡を差し上げます。この場合、手続きには時間を要し、受講が叶わない場合がありうることをご了承ください。手続きの完了後、STEP2にお進みください。
◆STEP2 本申込み及びお支払い
- 弊社より送付します本申込み案内メールに記載された指定日までに受講料をお支払いください。
- 本申込みの完了により、講座受講のご案内が自動で送られます。
◆STEP3 受講
お支払方法
お支払い方法は全てクレジットカード決済のみとさせていただきます。
対応クレジットカード:Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover
※ 3Dセキュア認証に対応したカードをご利用いただきますようお願いいたします。
特定商取引法に基づく表記
| 開催日時 | 第1回:2026年9月7日(月)10:00~2026年9月30日(水)23:59 ※11月以降、随時視聴のお申し込み受付を開始予定です。申込・決済完了後、随時視聴が可能となります。具体的な申込開始時期は、決まり次第ご案内いたします。 |
| 申込期日 | 第1回 2026年8月31日(月)17:00 |
| 募集定員 | なし |
| 参加費 | 33,000円(税込)/名 |
| 参加確定通知 | 申込後、参加受付メールを送付 |
| 支払方法 | クレジットカード決済 対応クレジットカード:Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover ※ 3Dセキュア認証に対応したカードをご利用いただきますようお願いいたします。 |
| 申込キャンセル・解除 | 一度本申込みまでお申込をいただいた講座のキャンセル又は解除は受けられませんのでご了承ください。 |
| 返金 | 開催者都合以外での返金対応はできません。 |
| その他留意事項 | 開催者都合で講座を中止した場合は、全額返金いたします。 ただしクレジットカード決済の場合、実際の返金処理はクレジットカード会社を通じて行われるため、 購入者が返金を受け取れるタイミングは、クレジットカード会社によって異なりますので予めご了承ください。 |

テクノナレッジ講座について
テクノナレッジ講座は、株式会社AIST Solutions(産総研グループ)が提供するオンラインセミナー(ウェビナー)形式の専門講座サービスです。企業の研究者やエンジニアを対象に、各産業分野の先端的な知見や技術を体系的に学べる講座として提供しています。
本講座(テクノナレッジ講座)は、インターネット環境があれば全国どこからでも参加できるオンラインセミナー(ウェビナー)として開催されており、短期間で実務に活かせる知識の習得を目的としています。産総研の研究者が講師を務める専門性の高いセミナーとして、多くの企業・研究機関の方に受講されています。
テクノナレッジ講座では、基礎から応用までを網羅したセミナーを多数開催しており、新技術の習得やリスキリングを目的とした方に最適です。オンラインセミナー(ウェビナー)に加え、一部講座では現地開催のセミナー(オンサイト)にも対応しています。
キーワード
低温排熱
排熱回収
低温度差熱輸送
ベーパーチャンバー
相変化熱輸送
熱流体シミュレーション
登壇者

産業技術総合研究所 省エネルギー技術研究部門 熱流体システム研究グループ 研究グループ長
高田 尚樹

産業技術総合研究所 省エネルギー技術研究部門 熱流体システム研究グループ 主任研究員
馬場 宗明

産業技術総合研究所 省エネルギー技術研究部門 熱流体システム研究グループ 主任研究員
齋藤 慎平
【講座コンセプト・イントロダクション担当】

株式会社AIST Solutions プロデュース事業本部 第一事業部 IDEA事業グループ プロデューサー兼グループ長
竹村 文男
