2025年11月25日〜12月24日開催 データ駆動型材料設計の最前線で学ぶ「シミュレーション×インフォマティクス」基礎講座

11月25日〜12月24日開催 データ駆動型材料設計の最前線で学ぶ「シミュレーション×インフォマティクス」基礎講座

本講座について

近年、データを活用した材料設計の技術が急速に発展しており、企業への導入も進んでいます。この分野は、これからの材料開発において欠かせない重要な技術と考えられています。本講座では、データ駆動型の材料設計に必要となるシミュレーションやインフォマティクスの基礎を学べるよう、技術者の育成を目的としたプログラムとして構成しています。

本講座の特徴は以下の通りです。

  • 理論から実践までの体系的な学習機会の提供
  • 第一線の研究者による適用研究事例の紹介
  • 材料を対象としたDXとしてのAI技術の活用事例の紹介 

材料設計分野の将来を担う技術者・研究者の皆様にとって、本講座が新たな知見を得る場となれば幸いです。ぜひご参加ください。

■データ駆動型材料設計の最前線で学ぶ「シミュレーション×インフォマティクス」基礎講座のご案内(再生時間 4:08)

 

こんな方におすすめ

この講座は、データを活用して材料を設計する研究を進めるために必要な基礎知識や技術を効率よく学べる場です。さまざまな材料設計に役立つシミュレーションやインフォマティクス(情報科学)の技術を身につけたい方に、特におすすめの内容となっています。

  • これから材料シミュレーション、及び材料インフォマティクスを活用した研究に取り組みたいとお考えの企業の方
  • 自らの材料でシミュレーションを行いたいが、どの手法を使っていいのかわからない企業の方
  • 材料DXの手法を基礎から学ぶ機会を求めておられる方
  • 材料DXを社内で立ち上げる際にお悩みの方 

<キーワード>
シミュレーション技術、インフォマティクス技術、データセット、データ駆動型材料設計

 

過去受講者の声

業界・業種 部門 コメント
金属メーカー 新事業開発部門 第一原理計算やMDは全く知らない初心者でしたが、基礎から丁寧に説明していただき、全体像を把握することができました。
自動車部品メーカー 研究部門 私の行っている研究においても、粗視化シミュレーションでの液晶性高分子の事例は大変参考になりました。今後、粗視化シミュレーションを活用したいと思いました。
自動車部品メーカー 先行技術開発部門 高分子材料を用いた製品開発に取り組んでおり、粗視化に関する知識を求めていました。講義では非常に分かりやすく説明していただきました。
化学メーカー 研究企画部門 MLを進めるにあたりデータの重要性を周知するのに苦心していましたが、講義で整理された形で説明されており、とても良い切り口だと感じました。
化学品商社 技術開発部門 マテリアルズインフォマティクス入門の内容は非常に興味深く、実践的な事例も紹介いただけたため、自身でも試してみようと思えました。
電子機器メーカー 生産技術部門 AI活用に必要な環境整備やデータ準備に関する説明がとても整理されており、大変分かりやすかったです。

 

有料講座の仮申し込みはこちら
※申込み後、当日の案内メールが届かない方は、お手数ですが以下までご連絡ください。
【申し込み先、本案内に関するお問い合わせ先】
マテリアルDXイベント担当( MDX-eve-ml@aist-solutions.co.jp )

 

プログラム詳細

オンラインによるオンデマンド配信です。視聴可能期間中であれば、何度でも繰り返しご覧いただけます。
※本講座は2025年7月に配信した内容の再放送となります。

配信期間

2025年11月25日(火曜日)10:00~2025年12月24日(水曜日)23:59

■受講料

1回分視聴:33,000円(税込み)
2回分視聴:55,000円(税込み)
全3回視聴:77,000円(税込み)

※2回分以上受講される方は割引料金が適用されます。(2講座:66,000円⇒55,000円、3講座:99,000円⇒77,000円)

■参加にあたっての注意事項
  • 本講座は2025年7月に配信した内容の再放送となります。
  • お申込み締め切りは、2025年12月17日(水曜日)17時00分までとなります。
■プログラム
  時間 講義内容 講師
第1回 120分 第一原理計算の基礎と応用 福島 鉄也
120分 MDシミュレーションの基礎と応用 森下 徹也
第2回 120分 粗視化シミュレーションの基礎と応用 高橋 和義
120分 有限要素法シミュレーションの基礎と応用 澤田 有弘
第3回 120分 マテリアルズインフォマティクス入門 森田 裕史
120分 トポロジカルデータ解析 中村 壮伸
 
第1回 第一原理計算の基礎と応用 / MDシミュレーションの基礎と応用
  • 第一原理計算の基礎と応用(講師:福島 鉄也)
    物質・材料について密度汎関数を用いてシミュレーションする手法である第一原理法に関する基礎について、説明する。さらに、第一原理計算を行うことで、様々な電子物性を求めることも可能であるが、材料物性を求めた事例も紹介する。
  • MDシミュレーションの基礎と応用(講師:森下 徹也)
    原子や分子の運動を時間発展的に求める手法である分子動力学(Molecular Dynamics:MD)法における基礎を説明する。分子動力学法を用いることで、分子の運動が関わる特性をシミュレートできるが、その応用事例についても紹介する。
第2回 粗視化シミュレーションの基礎と応用 / 有限要素法シミュレーションの基礎と応用
  • 粗視化シミュレーションの基礎と応用(講師:高橋 和義)
    材料や物質を粗く視た単位で計算し、長さや時間を大きな範囲でシミュレーションする粗視化シミュレーションに関して、手法の基礎から応用まで説明する。特に高分子材料等のソフトマテリアルに適用した事例を紹介する。
  • 有限要素法シミュレーションの基礎と応用(講師:澤田 有弘)
    固体や流体が存在する連続体をメッシュで刻み、そのメッシュ空間の上で、力学、熱学、電磁気学などの方程式を解き、シミュレーションする手法である有限要素法シミュレーションに関する基礎を説明する。また、有限要素法を用いた事例も紹介する。
第3回 マテリアルズインフォマティクス入門 / トポロジー解析入門
  • マテリアルズインフォマティクス入門(講師:森田 裕史)
    この十年で急速に発展したインフォマティクス技術についての基礎を説明する。特に、目的変数と説明変数のセットであるデータについて、事例などを紹介しながらその重要性を述べる。
  • トポロジカルデータ解析(講師:中村 壮伸)
    材料の特徴量を表すための手法として、数学的なアプローチが注目されている。本講座では材料構造を捉える手法として、トポロジカルデータ解析について説明する。具体的な事例としてパーシステントホモロジーを紹介する。

 

受講までの流れ

本講座は、産総研グループの「技術コンサルティング」プログラムに基づいて実施されます。
受講の流れは、以下のSTEP1からSTEP3のステップに沿って進みます。 

受講までの流れSTEP3

 

◆STEP1 仮申込み
  • 受講を希望する場合、有料講座の仮申し込みはこちらボタンより必要事項をご記入の上、申し込み期日までにお申込みください。
  • 所属会社・機関をご記入された場合、その会社・機関より弊社に対し、下記約款の様式1により、技術コンサルティングの申請をいただいたものとして取り扱います。( 技術コンサルティング約款
  • 申込み時に居住性の確認で「居住者」なおかつ特定類型「該当なし」を選択された方には、STEP2にお進みください。
  • 申込み時に「非居住者」又は「特定類型該当者」を選択された方には、居住性等の確認手続きのため、別途ご連絡を差し上げます。この場合、手続きには時間を要し、受講が叶わない場合がありうることをご了承ください。手続きの完了後、STEP2にお進みください。
◆STEP2 本申込み及びお支払い
  • 弊社より送付します本申込み案内メールに記載された指定日までに受講料をお支払いください。
  • 本申込みの完了により、講座受講のご案内が自動で送られます。本申込み案内メールに記載の受諾書をもって、技術コンサルティング契約が成立いたします。
◆STEP3 受講
  • 講座開催をもって、弊社は技術コンサルティングを実施したものといたします。

 

有料講座の仮申し込みはこちら
※申込み後、当日の案内メールが届かない方は、お手数ですが以下までご連絡ください。
【申し込み先、本案内に関するお問い合わせ先】
マテリアルDXイベント担当( MDX-eve-ml@aist-solutions.co.jp )

 

お支払い方法

お支払い方法は全てクレジットカード決済のみとさせていただきます。
対応クレジットカード:Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover
※ 3Dセキュア認証に対応したカードをご利用いただきますようお願いいたします。

 

講師の紹介

産業技術総合研究所
マテリアルDX研究センター 第一原理材料設計研究チーム 研究チーム長
福島 鉄也

福島 鉄也 氏

大阪大学大学院・助教・特任准教授、東京大学物性研究所・特任准教授を経て、2023年4月より現職。専門分野は物性理論・計算物理。第一原理計算手法の一つであるKKRグリーン関数法のプログラム開発、そしてそれらを次世代エレクトロニクス実現に資する材料に適用する研究に従事。機能性材料の電子状態や微視的機構を理論的に解明し、デザインルールを発見・定量化することで、新材料のデザインを行なっている。

 

産業技術総合研究所
マテリアルDX研究センター 分子シミュレーション研究チーム 主任研究員
森下 徹也

森下 徹也 氏

学位(博士(理学))取得後、理化学研究所、東京大学を経て2003年に産業技術総合研究所入所。専門は分子動力学(MD)シミュレーションの理論開発、並びにMDシミュレーションによる液体、アモルファス及びナノ物質の物性解明。特に位相空間サンプリングや自由エネルギー計算の効率化に興味を持っている。最近ではカーボンニュートラル事業の一つである二酸化炭素貯留に関連するシミュレーションも推進している。これまでに王立メルボルン工科大学客員研究員、分子科学研究所客員准教授、東京農工大学や京都大学などの非常勤講師を歴任。

 

産業技術総合研究所
マテリアルDX研究センター 分子シミュレーション研究チーム 主任研究員
高橋 和義

高橋 和義 氏

博士(工学)。〔経歴〕2012年慶應義塾大学大学院理工学研究科後期博士課程修了。2012-2015年慶應義塾大学理工学部機械工学科所属。2015年産業技術総合研究所入所。2023年分子シミュレーション学会学術賞受賞。2024年産業技術総合研究所材料・化学領域長賞 論文賞「研究DX部門」受賞。2022年-現在JSTさきがけ研究員(兼務)。〔専門〕統計力学、ソフトマテリアル、物理化学。

 

産業技術総合研究所
マテリアルDX研究センター 材料情報技術研究チーム 研究チーム長
澤田 有弘
澤田 有弘 氏

博士(科学)。2007年産総研入所後、先進製造プロセス研究部門 製造プロセス数理解析研究グループ 研究員、機能材料コンピュテーショナルデザイン研究センター 連続体シミュレーションチーム 主任研究員、材料データプラットフォームチーム 研究チーム長などを経て2025年より現職。元は機械工学を専門とし、主に有限要素法に基づく流体と固体それらの連関現象の力学シミュレーション手法の研究と応用に従事。日本計算工学会マルチメソッド・新数値解析手法開拓研究会副主査、地域密着型CAE/CAX研究会副主査。

 

産業技術総合研究所
マテリアルDX研究センター 副研究センター長
森田 裕史

森田 裕史

2024年4月より現職。博士(工学)。専門分野は高分子材料シミュレーション、ポリマーインフォマティクス。粗視化モデルを構築しながら、高分子材料の表面・界面の研究に従事。ゴム材料、複合材料、相分離、接着、高分子薄膜、表面等を対象に研究に従事。日本ゴム協会編集委員会委員。高分子学会計算機科学研究会運営委員。

 

産業技術総合研究所
マテリアルDX研究センター 分子シミュレーション研究チーム 主任研究員
中村 壮伸

中村 壮伸 氏

2017年4月より現職。博士(学術)。専門分野は統計物理、トポロジカルデータ解析、ソフトマター物理、化学物理。物理学の背景知識に基づく分子シミュレーションのデータ解析方法の研究に従事。ガラス、膜、コロイド粒子系、生体分子などを対象として揺らぎが支配的な現象の研究に従事。

 

特定商取引法に基づく表記

開催日時 2025年11月25日(火曜日)10:00~2025年12月24日(水曜日)23:59
申込期日 2025年12月17日(水曜日)17:00
募集定員 定員なし
参加費

1回分視聴:33,000円(税込み)
2回分視聴:55,000円(税込み)
全3回視聴:77,000円(税込み)
・2回分以上受講される方は割引料金が適用されます。(2講座:66,000円⇒55,000円、3講座:99,000円⇒77,000円)
・表示された受講料金は税込み料金です。

参加確定通知 申込後、参加受付メールを送付
支払方法 クレジットカード決済

対応クレジットカード:Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、Discover
※ 3Dセキュア認証に対応したカードをご利用いただきますようお願いいたします。

申込キャンセル・解除 一度本申込みまでお申込をいただいた講座のキャンセル又は解除は受けられませんのでご了承ください。
返金 開催者都合以外での返金対応はできません。
その他留意事項 開催者都合で講座を中止した場合は、全額返金いたします。
ただしクレジットカード決済の場合、実際の返金処理はクレジットカード会社を通じて行われるため、
購入者が返金を受け取れるタイミングは、クレジットカード会社によって異なりますので予めご了承ください。
 
主催者 : 株式会社 AIST Solutions
代表取締役社長 : 逢󠄀坂 清治
所在地 : 茨城県つくば市梅園1-1-1 中央第1
電話番号 : スクリーンショット 2024-08-23 10.48.47(土日祝・年末年始を除く10時00分~17時00分)
E-mail : MDX-eve-ml@aist-solutions.co.jp
HP : https://www.aist-solutions.co.jp
 
 
 
  • 【更新日】2025年10月23日
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