本セミナーでは、「材料」の視点から持続可能な社会を実現するためのテーマとして、「アルミニウム」「モータ」「熱」のサーキュラーエコノミーに焦点を当てます。それぞれの分野での資源循環や効率化は、環境負荷を軽減するだけでなく、新たなビジネスモデルや技術革新を生む可能性を秘めています。アルミニウムのアップグレードリサイクルを実現する高純度化技術、資源循環を前提とした磁石など、モータ部品のリマニュファクチャリング、熱利用の循環経済化に資する次世代熱制御材料やヒートポンプ技術など、最先端の取り組み、研究成果を発表します。また、これらの実践がどのように持続可能な社会の実現を後押しし、社会全体に利益をもたらすかについても、ご紹介します。専門家による講演と共に、参加者間の意見交換を通じて、新しい視点や実践のヒントを得られる機会を提供します。サステナブルな未来に向けたアクションを共に考える場として、ぜひ、ご参加ください。
■こんな方におすすめ
- 新規事業にオープンイノベーションで取り組むことにご興味のある方
- 次なる成長事業の立ち上げを模索されている経営者・事業開発責任者・経営企画部の方
- サーキュラーエコノミー、カーボンニュートラルに関心の高い方
- リサイクルやリユースに関する技術、環境負荷低減に関する技術・ソリューションを模索している方。
- 自社製品の資源循環や廃棄物削減に向けた新しい技術やアイデアを探している方。
- アルミニウムのリサイクルに関わっておられる方、高純度化技術に興味をお持ちの方
- モータのリサイクルを検討されている方、モータ用金属材料の資源循環技術に興味がある企業の研究者や技術者
- 「熱」の循環利用、「未利用熱」の活用、「熱」関連の製品開発、材料開発に取り組まれている方
<キーワード>
サーキュラーエコノミー、無機系材料、アルミニウム、カーボンニュートラル、リサイクル、リユース、モータ、熱、未利用熱、資源循環、環境負荷低減、廃棄物削減
セミナーお申し込みはこちら
※申し込み〆切:2025年3月3日(月曜日)
※申し込み後、当日の案内メールが届かない方は、お手数ですが事務局(M-umekitasite-ml@aist.go.jp)までご連絡ください。
■セミナー実施概要
- 日 付:2025年3月4日(火曜日)
- 時 間:16時00分~18時30分
- 定 員:50名
- 形 式:ハイブリッド(会場/オンライン)
- 参加費:無料
- 会 場:グラングリーン大阪 北館 JAM BASE 4階 産総研・関経連うめきたサイト
JR大阪駅から「産総研・関経連うめきたサイト」までのマップはこちら
■プログラム
15:30 | 開場 | ||
16:00~16:05 | 開会挨拶 | 辰巳 国昭 | 産総研 関西センター 所長 |
16:05~16:25 | 産総研中部センターのご紹介 | 松原 一郎 | 産総研 中部センター 所長 |
16:25~16:55 |
《研究発表(1)》アルミニウムの高度資源循環に向けた高純度化技術開発 |
尾村 直紀 | 産総研 マルチマテリアル研究部門 軽量金属プロセスグループ 研究グループ長 |
16:55~17:25 | 《研究発表(2)》モータ用金属材料のサーキュラーエコノミー | 高木 健太 | 産総研 極限機能材料研究部門 副研究部門長 |
17:25~17:55 | 《研究発表(3)》サーキュラー・サーマル・エコノミーのための材料利用 | 藤田 麻哉 | 産総研 極限機能材料研究部門 高機能磁性材料グループ 上級主任研究員 |
17:55~18:00 | 閉会挨拶 | 久米 一郎 |
関西経済連合会 常務理事 産業部長 |
18:00~18:30 | 情報交換会・ポスター展示 |
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※申し込み〆切:2025年3月3日(月曜日)
※申し込み後、当日の案内メールが届かない方は、お手数ですが事務局(M-umekitasite-ml@aist.go.jp)までご連絡ください。
■登壇者紹介
産総研 中部センターのご紹介
産業技術総合研究所 中部センター 所長 松原 一郎
1987年通産省工業技術院大阪工業技術試験所(現産総研関西センター)入所。産総研においてナノテクノロジー・材料・製造分野研究企画室長、極限機能材料研究部門長などを務めた。
2022年4月より現職。大阪大学大学院理学研究科招へい教授兼任。Oak Ridge National Laboratoryに客員研究員として1年間滞在(1998~1999)。コンビナーとして2件のISO規格の制定を主導。専門は材料化学、機能性無機材料。これまで高温超電導体、熱電材料、ガスセンサ材料等の機能性セラミックスの研究開発に従事。スポーツ観戦と星を見ることが好きで、うどんについて語りたがる。
《研究発表(1)》 アルミニウムの高度資源循環に向けた高純度化技術開発
産業技術総合研究所 マルチマテリアル研究部門 軽量金属プロセスグループ 研究グループ長 尾村 直紀
2004年に産業技術総合研究所入所。アルミニウム・マグネシウムなどの非鉄金属材料を対象とした鋳造プロセス開発に従事。鋳物の特性・信頼性向上を目的とした機械振動付与鋳造プロセス開発、鋳造プロセスの低環境負荷を目的とした凍結鋳型鋳造プロセスの開発などを実施。
近年は、アルミニウムのアップグレードリサイクルを目的に、鋳造プロセスによるアルミニウムスクラップ中の不純物元素除去技術の開発に取り組んでいる。『技術は使われてナンボ』をモットーに、常に企業連携を模索中。
《研究発表(2)》 モータ用金属材料のサーキュラーエコノミー
産業技術総合研究所 極限機能材料研究部門 副研究部門長 高木 健太
民間企業勤務や東北大学工学研究科助教を経て2010年に産業技術総合研究所入所。専門は粉末冶金学。
2011年から電気自動車モータ用の次世代永久磁石材料の研究に従事。主に、新規磁石の創出には欠かせない新たな粉末冶金プロセスの開発に力を注いできた。
2015年には、次世代磁石の有力候補とされるSm-Fe-N合金の焼結磁石化に成功。最近では準安定相磁石の開発も行う。
2023年より産業技術総合研究所・極限材料研究部門・副研究部門長に従事。
《研究発表(3)》 サーマル・サーキュラー・エコノミーのための材料利用
産業技術総合研究所 極限機能材料研究部門 高機能磁性材料グループ 上級主任研究員 藤田 麻哉
東北大学准教授を経て2014年に産業技術総合研究所入所。専門は磁性材料を中心とした材料開発。大学勤務時代に発見した材料をベースとして、磁気熱量材料などの熱マネージメント技術/材料研究に従事。磁気ヒートポンプなどの新しい固体熱マネ技術の社会実装に向け、熱特性だけでなく、コンパクト化や低コスト化などデバイスの実用性につながる材料性能改善を実施している。また、磁気に限らず固体の相変化に伴う熱現象に注目し、最近では、任意のタイミングで熱が取り出せる蓄熱材料の開発にも参画している。
セミナーお申し込みはこちら
※申し込み〆切:2025年3月3日(月曜日)
※申し込み後、当日の案内メールが届かない方は、お手数ですが事務局(M-umekitasite-ml@aist.go.jp)までご連絡ください。
■会場へのアクセス
グラングリーン大阪 北館 JAM BASE 4階 産総研・関経連うめきたサイト(Googleマップ)
◆JR大阪駅 中央北口アトリウム広場から、2階連絡デッキでグランフロント大阪 南館2階、グランフロント大阪 北館へ進んでください。
◆グランフロント大阪 北館 から接続ブリッジでグラングリーン大阪 北館 JAM BASEへ渡ってください。
◆タリーズコーヒー(有隣堂)を抜け、エスカレーター手前、右手のエレベーターで4Fへおあがりください。
◆「Syn-SALON」壁面サイン左手に「産総研・関経連うめきたサイト」がございます。
お問合せ:産総研・関経連うめきたサイト事務局(M-umekitasite-ml@aist.go.jp)
担 当:向井