情報は人々が現在の社会生活を送る上で不可欠な要素となっています。安全・快適で豊かな未来社会の実現には情報のサイバー空間と人間・社会のフィジカル空間相互の知的情報を濃厚に融和させることが鍵となります。
産業技術総合研究所 情報・人間工学領域では、産業競争力の強化と豊かで快適な社会の実現を目指して人間に配慮した情報技術の研究開発に取り組んでいます。
産総研グループでは、研究開発から標準化などの市場ルール作り、社会需要の醸成そしてビジネス開発に至るまで、一体的に進めることで、協調領域としてのデジタルプラットフォームの構築と生活・経済を支える複数事業を創出するオープンイノベーションを推進しています。
本シンポジウムでは、この取り組みを学問として体系化している慶應義塾大学白坂先生、参加者の皆様、そしてこの取り組みをR&D×Businessとして実践している産総研グループとのディスカッションを通じて、産総研グループの提供価値と今後の課題・進む道筋を探ります。
<キーワード>
オープンイノベーション、システムデザイン、デジタルプラットフォーム、サービス・データ統合、国際標準戦略
■こんな人におすすめ
- デジタル技術を活用した新しいビジネスモデルや、協調プラットフォームへの参加・それを活用した事業構想を検討している事業開発担当者
- 技術シーズの社会実装プロセスやKPI設定などのアプローチを実業務に取り入れようとしているプロジェクト実施者
- DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組まれている実務者・技術開発者
■プログラム(一部内容が変更される可能性がございます。予めご了承ください。)
13:30~13:35 開会の挨拶
経済産業省 イノベーション・環境局 菊川人吾局長
13:35~13:50 技術と事業の共創によるオープンイノベーション戦略
産業技術総合研究所 情報・人間工学領域 領域長 田中 良夫
13:50~14:25 基調講演「技術シーズの社会実装の方法論」
慶應義塾大学大学院システムデザインマネジメント科 白坂 成功 研究科委員長/教授
14:25~14:55 AIST Solutions・デジタルプラットフォームの社会実装戦略「DXレポートの次の展開」
株式会社AIST Solutions Vice CTO 和泉 憲明
14:55~15:20 協調プラットフォームの先行ユースケース~立ち上げ成功の鍵と、再現性を高めるための振り返り~
自動車・蓄電池トレーサビリティ推進センター(ABtC) 藤原 輝嘉 代表理事
(休憩 10分)
15:30~16:00 サービス・データの統合デザインと市場を生み出す国際標準戦略
産業技術総合研究所 フェロー 持丸 正明
16:00~17:00 社会実装の理論×実践のディスカッションと今後の展望
モデレータ:田中 良夫
パネリスト:白坂 成功 教授・持丸 正明・和泉 憲明・藤原 輝嘉 代表理事
17:00~17:05 閉会の挨拶
産業技術総合研究所 情報・人間工学領域 副領域長 佐藤 洋
■イベント概要
項目 | 詳細 |
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日時 | 2024年11月18日(月曜日) 13:30~17:05 |
会場 | 虎ノ門ヒルズフォーラム メインホール 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-23-3 虎ノ門ヒルズ森タワー5F |
主催 |
産業技術総合研究所 情報・人間工学領域 |
後援 |
独立行政法人情報処理推進機構(IPA) |
参加費 | 無料(事前登録制) |
申込方法 | オンライン登録 ※詳しくは、開催案内ページをご確認ください。 |
問い合わせ先 | 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 情報・人間工学領域 連携関係受付 Email:ith-liaison-ml*aist.go.jp(*を@に変更して送信ください) |