【抜粋配信】
プラスチックの未来を考える〜リサイクルの価値向上へ〜
■イベント概要
2024年1月22日に開催されたシンポジウム「プラスチックの未来を考える〜リサイクルの価値向上へ〜」から、一部講演を抜粋してお届けします。産総研中国センターが誇るプラスチックリサイクルに必要となる材料診断・評価技術の紹介や、国内企業のプラスチックリサイクルへの取り組み状況に関する調査レポートなど、近年のサーキュラーエコノミーを取り巻く企業課題解決のヒントとなる講演です。ぜひご視聴ください。
※本ウェビナーは、2024年1月22日に開催されたシンポジウムでの講演を一部抜粋・編集したものです。
※両日とも放送される内容は同じです。
※申し込み後、当日の案内メールが届かない方は、お手数ですが(MDX-eve-ml@aist-solutions.co.jp)までご連絡ください。
現在、サーキュラーエコノミーへの取り組みが各国で推進されていています。特にプラスチックのリサイクルは喫緊の社会課題であり、効率的なリサイクル技術の確立に加えて、使用済み製品の回収やリサイクル製品の流通に関わる適切な仕組みの構築が望まれています。また、リサイクル製品の分析評価や品質管理、トレーサビリティの担保等についても種々の技術的な課題が顕在化しています。
本シンポジウムでは、プラスチックリサイクルの未来を共に考える場として、国内外の動向、企業や産総研グループでの取り組みをご紹介します。
皆様との多面的なオープンイノベーションを通して、当該社会課題の解決が進展することを期待しております。
<キーワード>
樹脂リサイクル、廃プラスチック、サーキュラーエコノミー、ケミカルリサイクル、プラスチックリサイクル、材料診断、評価技術
■プログラム
- TOPICS1:産総研マテリアル・プロセスイノベーション拠点での取り組み~プラスチック材料の製造から評価まで、企業の課題に寄り添う~
- TOPICS2:国内企業のプラスチックリサイクルへの取り組み状況に関する調査レポート
- TOPICS3:プラスチックリサイクルに必要となる材料診断・評価技術のご紹介
■こんな方におすすめ
- ケミカルリサイクルの専門家からプラスチックリサイクルの技術動向が知りたいとお考えの方
- プラスチックリサイクルの将来予測を聞きたい方
- 環境技術推進部門やESG部門の責任者・担当者の方
- 経営者・事業責任者の方 など
■開催概要
日 時:
2024年8月5日(月曜日) 11時00分~12時30分
2024年8月8日(木曜日) 16時00分~17時30分
※1回の申し込みで、両日の配信を視聴できます。
※終了時刻は多少前後する可能性があります。
参加費:無料
視聴方法:オンラインでの配信となります。視聴はブラウザから可能です。
■ 登壇者
<講演者>
国立研究開発法人産業技術総合研究所 中国センター所長 兼務 材料・化学領域 機能化学研究部門 研究部門長
佐藤浩昭
1998年学位取得後、名古屋大学および名城大学でポスドク。2002年産業技術総合研究所入所後、環境管理技術研究部門及び機能化学研究部門で研究グループ長、企画本部企画室長を経て、2023年4月より中国センター所長兼機能化学研究部門長。研究テーマは、材料診断技術の高度化と工業材料分析への応用展開、特に質量分析法を用いたポリマー材料の分子構造解析手法の開発。専門は分析化学、高分子化学、質量分析学。趣味は、低山ハイキング、野球観戦、焚火キャンプ、全国一宮巡りなど。
<講演者>
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 材料・化学領域 機能化学研究部門 高分子化学グループ 主任研究員
武仲能子
京都大学で学位取得後、京都大学ベンチャー・ビジネス・ラボラトリー非常勤研究員、理化学研究所基礎科学特別研究員を経て、2011年に産総研入所。2016年より現職。入所以来、金ナノロッド合成手法の開発、液晶ファイバーの作製と新機能開発、カプセル化を用いた材料の高付加価値化などを行う。2022年より、樹脂リサイクルに携わり、リサイクルコンセプト作りに注力している。研究テーマは、液晶、高分子などソフトマテリアルの物理および材料研究に基づく応用展開。専門は、ソフトマター物理、界面化学。現在、東京理科大学客員准教授、日本学術会議連携会員を兼任。趣味は、フルート演奏、バードウォッチング等多数。
<講演者>
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 材料・化学領域 機能化学研究部門 有機材料診断グループ 研究グループ長
渡邊宏臣
2002年に千葉大学にて学位取得後、理研でのポスドクを経てJSTのERATO高原ソフト界面プロジェクトではGLを務めグループを率いる(この間、九州大学特任准教授を兼務)。産総研に入所後は、バイオベース材料の創製や材料診断技術の開発を行う。特にバルジ試験による薄膜の力学強度測定は、ナノ厚からマイクロ厚の極薄の薄膜材料の材料物性(ヤング率やポアソン比、極限引張強度など)を求められる数少ない手法として、多くの企業や大学との共研やコンサルを行っている。また、現在では産総研中国センターの有機・バイオ材料拠点が有する最先端の分析・解析装置を駆使し、経済的なマテリアルリサイクルのための材料診断技術の開発に注力している。2023年4月より現職。研究テーマは、高分子材料の構造-物性相関の解明やバイオベース材料の創製。専門は界面化学、高分子物性。趣味は、ランニングや旅行など。
※申し込み後、当日の案内メールが届かない方は、お手数ですが(MDX-eve-ml@aist-solutions.co.jp)までご連絡ください。