イベント概要
20世紀の産業発展により、大量生産・大量消費が常態化する中、近年資源の枯渇や環境問題が深刻化しています。その解決を地球規模で実現するために、私達の身の回りにある汎用品についても、持続可能な消費と再生の循環を目指す必要があります。このような状況を受けて、産総研では資源循環利用技術研究ラボを2019年に設立し、これまでプラスチックやアルミニウムといった有機・無機材料のリサイクル技術の開発並びに、二酸化炭素、窒素化合物、およびリンといった環境負荷や供給リスクが懸念される物質の循環利用技術研究を進めてきました。本シンポジウムでは、資源循環利用技術への関心がますます高まりつつある状況を鑑み、上記研究ラボの5年間の主な成果を紹介するとともに、国内の著名な有識者に基調講演、および特別講演を賜りつつ、議論を深めるためのパネルディスカッションを実施します。この機会が、川上の素材メーカーだけでなく、より川下側のユーザー側企業、ひいては汎用品を使用する消費者の目線から、今後の資源循環のあり方を産業界の皆様とともに考える一助となれば幸いです。
<キーワード>
サーキュラーエコノミー、カーボンニュートラル、アルミニウム、PET、スーパーエンプラ、アップグレードリサイクル、ケミカルリサイクル、窒素循環
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※申し込み後、当日の案内メールが届かない方は、お手数ですが( recycle_tech2022@aist-solutions.co.jp)までご連絡ください。
<こんな人におすすめ >
- 廃棄物のリサイクルを考慮した最終製品の開発を担う川下・川中産業の皆様 (経営者、技術者、研究者など)
- 我が国の資源調達の将来を憂慮する川上産業の皆様 (経営者、技術者、研究者など)
- 廃棄物の処理やリサイクルに関わるプロフェッショナル
- 環境や法規制に配慮したビジネス戦略を考える経営者・コンサルタント
- 循環型社会を実現するための政策や規制の策定を考える政策立案者
- サーキュラーエコノミーに関連する企業の評価方法に興味がある専門家・投資家・金融アナリスト
- 廃棄物 (金属材料・プラスチック)の処理やリサイクルに関わる技術者・研究者
- 窒素や炭素の排出量削減と循環利用をご専門とする技術者・研究者
- サーキュラーエコノミー分野の技術者・研究者・教育者
- 海洋汚染や海洋生態系の保護に興味がある方 など
プログラム
時間 | 内容 | 講演者所属 | 講演者名 |
---|---|---|---|
13時00分~13時05分 | 挨拶 |
産業技術総合研究所 材料・化学領域 領域長
|
濱川 聡 |
13時05分~13時45分 |
基調講演 「天然資源の利用と環境・経済・社会」 |
東北大学大学院環境科学 研究科 教授
|
松八重 一代 |
13時45分~14時15分 |
特別講演 「サーキュラーエコノミーの実現に向けた日立と産総研の挑戦」 |
産業技術総合研究所 日立-産総研サーキュラーエコノミー連携ラボ ラボ長 株式会社日立製作所 研究開発グループ 生産・モノづくりイノベーションセンタ 主管研究長 |
宮崎 克雅 |
14時15分~14時45分 | 資源循環型社会の実現に向けて -産総研 資源循環利用技術研究ラボの取り組み - |
産業技術総合研究所 資源循環利用技術研究ラボ ラボ長 |
吉田 勝 |
14時45分~15時10分 |
アルミニウムの資源循環に資する高純度化技術と凝固その場観察技術 |
産業技術総合研究所 資源循環利用技術研究ラボ 機能材料循環チーム |
尾村 直紀 |
15時10分~15時35分 |
持続可能な窒素管理を実現する窒素循環技術 |
産業技術総合研究所 資源循環利用技術研究ラボ 窒素資源循環チーム
|
川本 徹 |
15時35分~16時00分 |
プラスチックのケミカルリサイクル技術の開発 |
産業技術総合研究所 資源循環利用技術研究ラボ ケミカルリサイクルチーム
|
山口 有朋 |
16時00分~16時35分 |
休憩/ポスターセッション |
||
16時35分~17時25分 |
パネルディスカッション 〈身近なものから資源循環を考える:プラスチック、家電、衣類、食料の循環は可能か?〉 |
|
ファシリテーター:吉田 勝 |
17時30分~18時00分 |
ポスターセッション |
||
18時00分 |
乾杯の挨拶/懇親会
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材料・化学領域領域長 | 濱川 聡 |
19時00分 |
閉会の挨拶
|
材料・化学領域副領域長 | 遠藤 明 |
ポスター番号 | ポスタータイトル | 講演者所属 | 代表発表者 |
---|---|---|---|
1 |
リマニュファクチャリングに資する防食セラミックスの高速成膜技術開発 |
機能材料循環チーム |
且井宏和、堀田幹則 |
2 | アルミニウムの資源循環に資する高純度化技術と凝固その場観察技術 |
機能材料循環チーム |
村上雄一朗 |
3 |
リサイクル炭素繊維の評価・活用技術 |
機能材料循環チーム |
今井祐介 |
4 |
PETのケミカルリサイクル技術 |
ケミカルリサイクルチーム | 山本哲也、田中真司 |
5 |
高安定樹脂のケミカルリサイクルに関する研究開発 | ケミカルリサイクルチーム | 南 安規 |
6 | 高温水を用いたプラスチックのリサイクル | ケミカルリサイクルチーム | 日吉範人、佐藤 修、山口有朋 |
7 |
新規CaCo3 異種四核錯体触媒を触媒とするCO2 とプロピレンオキシドの交互共重合反応 |
炭素資源循環チーム | 長江春樹 |
8 |
New strategy to break the equilibrium limitation for the synthesis of diethyl carbonate from CO2 |
炭素資源循環チーム | PutroWahyu |
9 |
大気中CO2回収を実現するイオン液体膜 |
炭素資源循環チーム | 牧野貴至 |
10 |
CO2の分離回収と資源化を両輪とする炭素資源循環技術の開発 |
炭素資源循環チーム | 長谷川泰久 |
11 |
窒素酸化物を化学原料とするための基盤技術開発 |
窒素資源循環チーム | 木村辰雄、眞中雄一 |
12 |
気相/水相からのアンモニア回収技術 |
窒素資源循環チーム | 田中寿 |
13 |
回収アンモニアの資源化に向けて |
窒素資源循環チーム | 田中寿、志村祐康(辻村拓) |
14 |
リン資源循環に向けた下水汚泥焼却灰からのリン回収と高付加価値化技術 |
リン資源循環チーム | 永縄友規、森本和也 |
15 |
未利用リン資源の循環に向けた無機系材料の開発 |
リン資源循環チーム | 李誠鎬、永田夫久江 |
16 |
環境影響と経済性を考慮に入れた資源循環システム設計 |
資源循環システム設計・評価チーム | 原伸生、片岡祥 |
17 |
窒素物質循環に絡む環境リスクとリスクトレードオフ解析 |
資源循環システム設計・評価チーム | 林彬勒 |
イベント概要
テーマ:資源循環利用技術シンポジウム~未来を創る資源循環:身近なものから素材産業まで~
主催:産総研グループ(株式会社AIST Solutions、産業技術総合研究所)
開催日:2024年11月26日(火曜日)13時00分‐18時00分、懇親会 18時00分‐19時30分
会 場:オンライン/国際連合大学 ウ・タント国際会議場(東京都渋谷区神宮前)
参加費:シンポジウムやポスターセッションへの参加は無料 /懇親会参加は有料(お一人様3,500円税込)
お申込み
定 員:会場 300名先着順(うち懇親会120名)、オンライン 無制限
※会場へご来場のチケットはお一人様一枚のみお申込みください。
※会場が定員に達した場合は、オンライン参加のみの受付となりますので予めご了承ください。
お申し込みはコチラから
※申し込み後、当日の案内メールが届かない方は、お手数ですが( recycle_tech2022@aist-solutions.co.jp)までご連絡ください。
特定商取引法に基づく表記
問い合わせ
株式会社 AIST Solutions 資源循利用技術シンポジウム事務局宛
E-mai:recycle_tech2022@aist-solutions.co.jp