新素材革命トップレベルの研究者が解説するナノセルロース実践講座
当講座について
ナノセルロースは、軽量・高強度・低熱膨張性など、さまざまな優れた特性を有するため、自動車や建材等の樹脂・ゴム製品、ディスプレイ等の電子デバイス、ボールペンなどの日用品など、幅広い産業への利用が期待されています。また植物由来であるため、食品・化粧品等への用途展開も広がっています。このたび、産総研グループでは、この新素材に取り組む企業の皆様への支援として、「ナノセルロース製造・特性評価」に関する実践講座を開設することとなりました。
この講座は、ナノセルロースの製造や物性・機能評価に関わる手法について、基礎から実務に即した応用まで、短期間で幅広く体系的に学べる内容になっています。また、講義の終了時に研究施設の見学会や参加者が抱える課題に対する個別の技術相談の場もご用意いたします。
- ナノセルロースの製造法が全く分からない
- 自社に製造装置や分析機器類がない
- 目的の原料から上手くナノセルロースを製造できない
- ナノセルロースができているかどうか確認が出来ない
- 製造したナノセルロースの分析方法が分からない
- 取得したデータの解析ができていない
- 分析装置を導入したいが、どれが最適なのか分からない
- 農業副産物の利活用や樹脂・ゴムへの複合化、ナノセルロースの分析をこれから始めたい
このようなお悩みをお持ちの方々に向けて、ナノセルロースの製造法から分析評価法まで、実務に役立つコツを含めて産総研の企業連携の実績が豊富且つトップレベルの研究者が丁寧に解説します。
「これからナノセルロースを利用した新たな事業をお考えの方」、「自社の原料から効率よくナノセルロースを製造し、製品展開を構想されている方」など、ナノセルロースに関わる多様な企業の皆様からのご参加を心よりお待ちしております。
◆産総研中国センター「ナノセルロースで明日を拓く」
産総研中国センターで制作された紹介動画「ナノセルロースで明日を拓く!」では、ナノセルロースの可能性を追求する最前線の取り組みをわかりやすくご紹介しています。本講座にご興味のある方は、ぜひご覧ください。(再生時間 4:33)
◆キーワード
ナノセルロース製造法、農業副産物利活用、構造解析・材料特性評価
◆こんな方におすすめ
- これからナノセルロースを利用した新たな事業をお考えの企業の方
- 過去にナノセルロース事業を試みたが中断した企業の方
- ナノセルロースの分析評価技術でお悩みの方
- 農業副産物の利活用や樹脂・ゴムへの複合化、ナノセルロースの分析をこれから始めたい方 など
イベント詳細
◆開催期間
2025年 5月28日(水曜日) 〜 30日(金曜日)
◆講座のスケジュール
<1日目>5月28日(水曜日) | ||
時間 | 内容 | 受講できるコース |
---|---|---|
09:30-11:00 | 製造法入門の実習に関する座学 | (1)製造・分析評価入門 ハンズオン実習コース【3日間】 (2)製造・分析評価入門 オンライン座学コース【3日間】 ※オンライン (3)製造法入門 ハンズオン実習コース (4)分析評価入門1[物性測定編] ハンズオン実習コース ※オンライン (5)分析評価入門2[電顕観察編] ハンズオン実習コース ※オンライン |
11:15-12:00 13:00-14:00 |
製造法入門 グラインダー処理によるナノセルロースの製造 (サンプル:パルプor木粉) |
(1)製造・分析評価入門 ハンズオン実習コース【3日間】 (3)製造法入門 ハンズオン実習コース |
14:15-15:45 | 製造法入門 高圧ホモジナイザー処理によるナノセルロースの製造 (サンプル:農業副産物(軟質:柑橘果皮等)) |
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16:00-16:45 | 製造法入門 粒径分布 |
【現地参加者への補足情報】
受付時間:8時30分〜
オリエンテーション:9時00分〜
<2日目>5月29日(木曜日) | ||
時間 | 内容 | 受講できるコース |
---|---|---|
09:00-10:30 | 分析評価入門1の実習に関する座学 | (1)製造・分析評価入門 ハンズオン実習コース【3日間】 (2)製造・分析評価入門 オンライン座学コース【3日間】 ※オンライン (3)製造法入門 ハンズオン実習コース ※オンライン (4)分析評価入門1[物性測定編] ハンズオン実習コース (5)分析評価入門2[電顕観察編] ハンズオン実習コース ※オンライン |
10:45-12:00 | 分析評価入門1ー1 水分散体の評価(タービスキャン、レオメーター) |
(1)製造・分析評価入門 ハンズオン実習コース【3日間】 (4)分析評価入門1[物性測定編] ハンズオン実習コース |
13:00-14:00 | 分析評価入門1ー2 乾燥サンプル調製(t-BuOH置換) |
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14:15-15:30 | 分析評価入門1ー3 比表面積測定 |
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15:45-16:45 | 分析評価入門1ー4 XRD |
【現地参加者への補足情報】
受付時間:8時30分〜
<3日目>5月30日(金曜日) | ||
時間 | 内容 | 受講できるコース |
---|---|---|
09:00-10:30 | 分析評価入門2の実習に関する座学 | (1)製造・分析評価入門 ハンズオン実習コース【3日間】 (2)製造・分析評価入門 オンライン座学コース【3日間】 ※オンライン (3)製造法入門 ハンズオン実習コース ※オンライン (4)分析評価入門1[物性測定編] ハンズオン実習コース ※オンライン (5)分析評価入門2[電顕観察編] ハンズオン実習コース |
10:45-12:15 | 分析評価入門2ー1 顕微鏡観察(FE-SEM) |
(1)製造・分析評価入門 ハンズオン実習コース【3日間】 (5)分析評価入門2[電顕観察編] ハンズオン実習コース |
13:15-14:45 | 分析評価入門2ー2 顕微鏡観察(AFM) |
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15:00-16:00 | 分析評価入門2ー3 核磁気共鳴(固体NMR測定、溶液NMR紹介) |
【現地参加者への補足情報】
受付時間:8時30分〜
※実験作業の進捗によって、プログラムは順番や時間が異なる場合があります。
※各トピックスの合間にも質疑応答時間を設けています。
※講習後、研究施設の見学会や参加者が抱える課題に対する個別の技術相談の場もご用意いたします。
※個別技術相談会では、参加者の方の技術課題や今後の産総研との連携について、講師等が個別に相談を承ります。
各講座受講コースについて
(1)製造・分析評価入門 ハンズオン実習コース【3日間】 ✨オススメ✨ [講座番号:2025-M-0010] |
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期間 |
2025年5月28日−30日(3日間) |
開催方式 |
座学およびハンズオン実習の全講座は、3日間にわたりすべて現地会場(オンサイト)にてご受講いただけます。なお、3日間にわたって行われるすべての座学講座は、期間限定で見逃し配信をご視聴いただけます。 |
受講料 |
220,000円/名(税込み) |
定員 |
10名 |
コース内容 |
製造法入門、分析評価入門1、分析評価入門2の各座学及び実習 |
講座受講までの流れ |
ハンズオン 実習コースをご確認ください。 |
決済方法 |
クレジット/銀行振込 |
<仮申込みはこちら> 受講をご希望の方は、上記のボタンよりご希望のコースを仮申込みのうえ、履歴書のフォーマットをダウンロードしてください。必要事項をご記入いただきましたら、MDX-eve-ml@aist-solutions.co.jp 宛にメールにてご提出をお願いいたします。 |
(2)製造・分析評価入門 オンライン座学コース【3日間】 [講座番号:2025-M-0020] |
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期間 |
2025年5月28日−30日(3日間) |
開催方式 |
3日間の座学をオンラインで受講できます。なお、3日間にわたって行われるすべての座学講座は、期間限定で見逃し配信をご視聴いただけます。 |
受講料 |
27,500円/名(税込み) |
定員 |
制限はありません。 |
コース内容 |
製造法入門、分析評価入門1、分析評価入門2の各座学(オンライン) |
講座受講までの流れ |
オンライン 座学コースをご確認ください。 |
決済方法 |
クレジットのみ |
<仮申込みはこちら> 受講をご希望の方は、上記のボタンよりご希望のコースを仮申込みをお願いいたします。 |
(3)製造法入門 ハンズオン実習コース [講座番号:2025-M-0030] |
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期間 |
2025年5月28日日(1日目) |
開催方式 |
1日目の座学およびハンズオン実習は、現地会場にてご受講いただけます。他2日のコースの座学はオンライン受講となります。 |
受講料 |
88,000円/名(税込み) |
定員 |
定員10名(*1) |
コース内容 |
・製造法入門の座学及び実習 |
講座受講までの流れ |
ハンズオン 実習コースをご確認ください。 |
決済方法 |
クレジットのみ |
<仮申込みはこちら> 受講をご希望の方は、上記のボタンよりご希望のコースを仮申込みのうえ、履歴書のフォーマットをダウンロードしてください。必要事項をご記入いただきましたら、MDX-eve-ml@aist-solutions.co.jp 宛にメールにてご提出をお願いいたします。 |
(4)分析評価入門1[物性測定編] ハンズオン実習コース [講座番号:2025-M-0040] |
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期間 |
2025年5月29日(2日目) |
開催方式 |
2日目の座学およびハンズオン実習は、現地会場にてご受講いただけます。他2日のコースの座学はオンライン受講となります。 |
受講料 |
88,000円/名(税込み) |
定員 |
定員10名(*1) |
コース内容 |
・分析評価入門1の座学及び実習 |
講座受講までの流れ |
ハンズオン 実習コースをご確認ください。 |
決済方法 |
クレジットのみ |
<仮申込みはこちら> 受講をご希望の方は、上記のボタンよりご希望のコースを仮申込みのうえ、履歴書のフォーマットをダウンロードしてください。必要事項をご記入いただきましたら、MDX-eve-ml@aist-solutions.co.jp 宛にメールにてご提出をお願いいたします。 |
(5)分析評価入門2[電顕観察編] ハンズオン実習コース [講座番号:2025-M-0050] |
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期間 |
2025年5月30日(3日目) |
開催方式 |
3日目の座学およびハンズオン実習は、現地会場にてご受講いただけます。他2日のコースの座学はオンライン受講となります。 |
受講料 |
88,000円/名(税込み) |
定員 |
定員10名(*1) |
コース内容 |
・分析評価入門2の座学及び実習 |
講座受講までの流れ |
ハンズオン 実習コースをご確認ください。 |
決済方法 |
クレジットのみ |
<仮申込みはこちら> 受講をご希望の方は、上記のボタンよりご希望のコースを仮申込みのうえ、履歴書のフォーマットをダウンロードしてください。必要事項をご記入いただきましたら、MDX-eve-ml@aist-solutions.co.jp 宛にメールにてご提出をお願いいたします。 |
- (*1)申込者が多数の場合、「(1)製造・分析評価入門 ハンズオン実習コース【3日間】」のお申込者を優先させていただきます。
- 講座で使用するテキストの代金は、コース料金に含まれておりますので、追加のご負担はございません。
- (1)製造・分析評価入門 ハンズオン実習コース【3日間】 を修了された方には、修了証を発行させていただきます。
◆お支払いについて
- 開催方式が現地会場(オンサイト)と指定されたコースは法人所属の方のみのお申込みに限ります。
- クレジットカード決済、銀行振込のいずれかにてお支払いいただきます。なお、銀行振込の場合、請求書の発行に時間を要するため、申込日によっては受講いただけない場合があることを予めご了承ください。
- (1)製造・分析評価入門 ハンズオン実習3日間コース以外の決済方法は全てクレジットカード決済のみとさせていただきます。
- クレジットカードによるお支払いの場合、領収書はEventhubからの代理発行(Eventhub既定の書式)となります。弊社(AIST Solutions)社判等押印された書式がご入用の場合は、お手数ですが請求書払いをご選択ください。クレジットカード払いをご選択された場合、弊社から領収書の再発行等対応は致しかねますので、予めご了承下さい。
- 受講に伴う旅費・宿泊費等は受講者負担となります。
- 保険等は、参加者様ご自身でご負担・ご加入をお願いします。
◆開催場所
- 現地開催(オンサイト):国立研究開発法人産業技術総合研究所 中国センター
- オンライン(座学コースのみ)
◆現地会場について
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 中国センター(アクセス方法)
〒739-0046 広島県東広島市鏡山3-11-32
電話: 082-420-8230(中国センター代表) FAX: 082-400-9132
講座受講までの流れ
本講座は、産総研グループの「技術コンサルティング」プログラムに基づいて実施されます。
受講の流れは、以下のSTEP1からSTEP4までのステップに沿って進みます。
◆STEP1 仮申込み
- 受講を希望する場合、<仮申込みはこちら>ボタンより必要事項をご記入の上、2025年5月14日(水曜日)17時までにお申込みください。
- 所属会社・機関をご記入された場合、その会社・機関より弊社に対し、下記約款の様式1により、技術コンサルティングの申請をいただいたものとして取り扱います。 (技術コンサルティング約款リンク)
- 申込み時に居住性の確認で「居住者」なおかつ特定類型「該当なし」を選択された方には、STEP2にお進みください。
- 申込み時に「非居住者」又は「特定類型該当者」を選択された方には、居住性等の確認手続きのため、別途ご連絡を差し上げます。この場合、手続きには時間を要し、受講が叶わない場合がありうることをご了承ください。手続きの完了後、STEP2にお進みください。
◆STEP2 履歴書確認*座学コースを選択された方はSTEP2はスキップしてください
- 本講座は、産総研に来所いただいて実施します。産総研の規則により、研究施設への入構に際しましては、事前に受講希望者の「履歴書」を提出いただき、産総研にて確認いたします。この手続きのため、本サイトにて申請いただいた内容は、産総研へ通知させていただきます。
- 履歴書のフォーマットをダウンロードし、必要事項をご記入の上、MDX-eve-ml@aist-solutions.co.jpまでメールにてご提出ください。(履歴書ダウンロードはこちら)
- 履歴書確認が終了した方につきましては、本申込みの案内メールが届きましたら、STEP3にお進みください。
*座学コース申込みの場合は、履歴書の提出は必要はありません。
◆STEP3 本申込み及びお支払い
- 弊社より送付します本申込み案内メールに記載された指定日までに受講料をお支払いください。
- 本申込みの完了により、講座受講のご案内が自動で送られます。本申込み案内メールに記載の受諾書をもって、技術コンサルティング契約が成立いたします。
◆STEP4 受講
- 講座初日はご受講のご案内メールを係りの者へご提示の上、ご受講ください。
- 講座開催をもって、弊社は技術コンサルティングを実施したものといたします。
注意事項
- 「非居住者」「特定類型該当者」の詳しい説明は以下のリンクをご参照ください(非居住者・特定類型該当者とは)。
- 講座開催の最少催行人数に達しなかった場合には中止となる可能性がございます。
- 万が一、中止となる場合の連絡は、開講日の約1週間前までに行います。
- 産総研グループでは、外国為替及び外国貿易法の関連通達、及び昨今の経済安全保障の状況などを踏まえ、居住性等に関する確認をしております。
- 履歴書確認の結果によっては講座をご受講できない可能性がございます。
- 履歴書を紙でご提出いただいた場合は、原本の返却は行いません。産総研にて責任を持って破棄いたします。
- クレジットカードでお支払いいただいた場合、領収書はログイン後にシステムから発行可能です。
- 技術コンサルティング約款に定める場合を除いて、お支払いいただいた費用の返金は受けられませんのでご了承ください
講習会風景
◆座学



◆SEM(走査型電子顕微鏡)観察:乾燥方法によって異なる市販CNFの形状観察

◆AFM(原子間力顕微鏡)観察:ナノスケール繊維幅の計測
◆比表面積測定によるCNFの評価

◆沈降評価のイメージ

◆固体核磁気共鳴(NMR)法によるセルロース結晶化度の算出
◆XRD(X線回折)によるセルロース結晶化度の算出
過去の受講風景・受講者からの声
- ナノセルロースに関する知識の習得はもちろんのこと, 他の業界の⽅と交流を持てたことが⾮常に貴重な経験となりました。
- ナノセルロースについて体系的に学ぶことができました。自社での製品開発においては、ナノセルロースの特性を活かし製品価値向上やサスティナビリティにつながる課題に対しては積極的に取り入れていきます。実習もある講座は大変貴重であり有意義な時間となりました。
- ナノセルロースを⼀からご指導いただけて⾮常に有意義な機会となりました。対⾯授業や実習が多く質問しやすい環境でしたので、より理解を深めることができました。
- 専門用語に最初は苦労しましたが、特性評価における分析機器使用時のポイント、注意点が参考になりました。機器販売会社では、教えてくれない内容だと感じました。
- 全体を通して講義と実習(実演)がセットなので、化学が不得手でも視覚的に理解し易かったと感じます。化学的知識を基礎から勉強し直す良い機会でした。
- 社内でナノセルロースに関する検証を行ったことがあるのですが、理解できていなかったことが多々あり挫折しておりました。しかし、こちらの講義を受講したことで、過去の結果に対して納得することができ、改善策を立てられるようになりました。大変有意義な講座を開催して頂きましてありがとうございました。
講師紹介
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
材料・化学領域 機能化学研究部門 セルロース材料グループ グループ長
榊原 圭太
2003年京都大学農学部卒、2008年同大学院農学研究科博士後期課程修了 博士(農学)。オーストリアBOKU、物材機構での博士研究員、京都大学化学研究所助教を経て、2020年4月に産総研に入所。2022年より現職。専門分野はセルロース化学、木材化学、高分子材料設計化学。CNFの社会実装に貢献する基盤技術開発に従事。材料開発とメカニズム解明で産業の課題解決につなげていきたい。本入門講座では、原子間力顕微鏡によるCNFの幅や長さなどの形態観察を担当。これまでセルロースや高分子に関する原著論文を70報以上発表。主な受賞歴に、2016年繊維学会奨励賞、2019年セルロース学会奨励賞、2021年に粉体粉末冶金協会の技術進歩賞。

“バイオマス変換のパイオニア”
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
材料・化学領域 機能化学研究部門 セルロース材料グループ 主任研究員
井上 誠一
1992年立教大学大学院理学研究科科学専攻前期課程修了、2001年理学博士。1992年工業技術院資源環境技術総合研究所入所、1999年より主任研究員、2001年に組織改編に伴い現職。入所以来、各種バイオマスおよびその構成成分を各種熱処理(水熱処理・熱分解など)によりマテリアル・ケミカル・エネルギーに変換する研究に従事している。専門分野は水熱処理、熱処理、炭化、木材化学など。2003年に日本エネルギー学会奨励賞、2022年に日本炭化学会賞を受賞

“微細構造観察のスペシャリスト”
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
材料・化学領域 機能化学研究部門 セルロース材料グループ 主任研究員
神内 直人
2005年京都大学工学部工業化学科卒業。2007年京都大学大学院工学研究科物質エネルギー化学専攻修士課程修了。2010年京都大学大学院工学研究科物質エネルギー化学専攻博士課程修了。博士(工学)。京都大学 博士研究員、名古屋工業大学 博士研究員、名古屋大学 学術振興会 特別研究員 (PD) 、大阪大学産業科学研究所 助教を経て、2023年より現職。専門分野は、透過型電子顕微鏡による微細構造観察および分析。セルロースナノファイバー、複合樹脂材料だけでなく、グラフェンや固体触媒など様々な材料の観察技術を有する。

“セルロース科学の革新者”
国立研究開発法人 産業技術総合研究所材料・化学領域 機能化学研究部門
セルロース材料グループ 主任研究員
熊谷 明夫
2006年信州大学工学部物質工学科卒業。2008年信州大学大学院工学系研究科修士課程物質工学専攻修了。2011年信州大学大学院総合工学系研究科博士課程生命機能・ファイバー工学専攻修了。博士(農学)。独立行政法人産業技術総合研究所 産総研特別研究員を経て、2015年より現職。専門分野は生物工学やセルロース科学などで、特にセルロースの生合成やセルロース系バイオマスの酵素分解、水晶振動子マイクロバランス(QCM)法や分散安定性装置を用いたセルロースの解析手法の開発などの研究を実施。これまでナノセルロースに関する論文を10報以上発表。2019年に発表した「沈降法によるセルロースナノファイバーの評価(和訳)」は2020年度に紙パルプ技術協会の『紙パルプ技術協会賞』を受賞。

“セルロースナノファイバーの未来を切り拓く”
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
材料・化学領域 機能化学研究部門 セルロース材料グループ 主任研究員
齋藤 靖子
2009年京都大学農学部森林科学科卒業。2011年京都大学農学研究科森林科学専攻修了。2015年京都大学大学院農学研究科森林科学専攻修了。博士(農学)。国立研究開発法人産業技術総合研究所 テーマ型任期付職員、同 特別研究員を経て、2019年より現職。専門分野は、セルロース化学や核磁気共鳴分光法で、特にセルロースナノファイバーの表面化学修飾や、ゲルNMR法を用いたセルロース材料の化学修飾過程の追跡や分子間相互作用解析に関する研究を実施。「ゲルNMR法によるセルロース材料の分子間相互作用解析と表面反応性の検討」により2023年度にセルロース学会奨励賞を受賞。

“高分子材料の新しい未来を創造する”
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
材料・化学領域 機能化学研究部門 セルロース材料グループ 主任研究員
引間 悠太
2008年東京工業大学工学部有機材料工学科卒業。2010年東京工業大学大学院理工学研究科有機・高分子物質専攻修士課程修了。2013年東京工業大学大学院理工学研究科有機・高分子物質専攻博士課程修了。博士(工学)。東京工業大学大学院理工学研究科日本学術振興会特別研究員PD、京都大学大学院工学研究科化学工学専攻助教を経て、2023年より現職。専門分野は高分子成形加工、近赤外分光分析、熱分析など。高分子成形加工中のインライン材料分析の開発、分光イメージングによる材料分析、高分子/セルロースナノファイバー複合材料の結晶化解析などを研究を行っている。2020年に一般社団法人プラスチック成形加工学会第3回若手奨励賞、近赤外研究会NIR Advance Awardを受賞。

“セルロース化学領域の新星”
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
材料・化学領域 機能化学研究部門 セルロース材料グループ 研究員
池上 和岐
2024年3月京都大学大学院農学研究科博士後期課程修了。博士(農学)。2024年4月より現職。専門はセルロース化学、有機合成化学。これまで、L-グルコースを用いた天然セルロースの光学異性体の人工化学合成や、セロビオースの光学異性体の化学合成、構造物性解析を実施してきており、現在は、ナノセルロースファイバーの表面化学処理、構造解析、形態観察などを実施している。2021年にセルロース学会発表賞、2023年に木材学会発表賞受賞。

“データサイエンスで材料科学を革新する”
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
材料・化学領域 機能化学研究部門 セルロース材料グループ 研究員
中山 超
2020年3月北陸先端科学技術大学院大学マテリアルサイエンス研究科博士後期課程修了。博士(マテリアルサイエンス)。スウェーデン・チャルマース工科大学およびヴァレンベリ木材科学センター(兼務)博士研究員を経て、2022年より現職。専門は高分子劣化、複合材料、分光分析、データサイエンス。これまで、機能性シルク素材の劣化機構解明やセルロース、ヘミセルロースの構造解析、データ駆動型アプローチによるバイオベース材料設計の開発に従事し現在に至る。2019年にマテリアルライフ学会総説賞受賞。
特定商取引法に基づく表記
開催日時 | 2025年5月28日(水曜日) 〜30日(金曜日) 9時00分〜17時00分 |
申込期日 | 2025年5月14日(水曜日) |
募集定員 | 現地会場(オンサイト)10名 座学コースは定員なし |
参加費 |
(1)製造・分析評価入門 ハンズオン実習コース【3日間】:220,000円/名(税込み) |
参加確定通知 | 申込後、参加受付メールを送付 |
支払方法 | クレジットカード決済、銀行振込 |
申込キャンセル・解除 | 一度本申込みまでお申込をいただいた講座のキャンセル又は解除は受けられませんのでご了承ください。 |
返金 | 開催者都合以外での返金対応はできません。 |
その他留意事項 | 開催者都合で講座を中止した場合は、全額返金いたします。 ただしクレジットカード決済の場合、実際の返金処理はクレジットカード会社を通じて行われるため、 購入者が返金を受け取れるタイミングは、クレジットカード会社によって異なりますので予めご了承ください。 |
代表取締役社長CEO : 逢坂 清治
