2024年6月10日開催 自然のめぐみを使いきる社会へ

受付終了_ウェビナー
<トレ食 株式会社>
食品ロス削減とバイオプラスチックの未来にご注目!



環境に配慮した“世界初の抽出技術”で、有機性廃棄物から経済的価値のある成分を取り出す


  世界で生産されたプラスチックは83億tを超え、63億tがごみとして捨てられ、そのうち回収されたプラスチックごみの79%は埋め立てされるか、海へ捨てられています。また、毎年約800万tのプラスチックごみが海に流出していると言われており、このままでは2050年には海の魚よりもプラスチックが多くなることが予想されます。更に、石油から作られるプラスチックは、製造する際やごみとして焼却される過程で、二酸化炭素を大量に発生させることから、地球温暖化の問題にも繋がっていきます。日本人の一人当たりプラスチックごみの廃棄量は世界で第2位とされており、その対策として2022年4月に施行されたプラスチック資源循環促進法は、プラスチックの設計からリサイクルまで、全体の流れを改善することを目指しています。

トレ食株式会社は、産総研との協業により、これまで難しいとされてきた各成分に分解できる装置を独自に開発しました。この技術を使って、廃棄されてしまう野菜や未利用の植物などから、食物繊維であるセルロースを抽出し、プラスチック全体の51%以上をセルロースに置き換えた植物性の製品を作ることに成功しました。

本ウェビナーでは開発技術の紹介と具体的なユースケースを交えながら、地球の環境や未来のために、世界中で使われている石油由来のプラスチック製品を、植物由来のセルロース製品に変えていく未来実現に向けた可能性を探っていきます。

<キーワード> 
セルロースナノファイバー、バイオプラスチック、ESG(環境・社会・ガバナンス)、サステナブルテクノロジー、食品ロス削減

 

申し込みはこちらから

 

 


プログラム

  • TOPICS1:トレ食設立・事業化までの道のり
  • TOPICS2:セルロース抽出技術の開発と産総研との連携
  • TOPICS3:技術の今後の広がりについて

こんな方におすすめ

  • 新技術を活用した事業開発責任者・担当者の方
  • バイオプラスチックを扱うユーザーメーカーの調達・技術部門の方
  • SDGsに貢献する技術の導入を検討している企画・技術部門の方
  • 産総研との連携に興味をお持ちの方 など

開催概要

日 時:2024年6月10日(月曜日) 11:00〜12:00 ※終了時刻は多少前後する可能性があります。

参加費:無料

視聴方法:オンライン配信です。視聴はブラウザから可能です。
※申し込み後、当日の案内メールが届かない方は、お手数ですが(MDX-eve-ml@aist-solutions.co.jp)までご連絡ください。

 

登壇者

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<ゲストスピーカー> 
トレ食株式会社
代表取締役社長:沖村 智

慶応義塾大学総合政策学部卒業(2000年)。企業勤務を経て、生まれ故郷(長野県筑北村)再建のために、行政議員として村づくり推進室の立上げと、温泉宿泊施設の経営改善、新規事業の立ち上げに尽力。2013年からは村議会議員を1期務め、地域改革を推進。地域課題の解決のためには新しい経済活動が必要と考え、2018年にトレ食株式会社を創業。セルロース分離技術の開発に注力し、2022年には大量生産型の試作機を完成。

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<ゲストスピーカー> 
トレ食株式会社
取締役:岡 雅史

岡山県倉敷市出身。地元の一次産業を支えるために起業し、「スマート農業」による農家の所得向上を目指す。起業初期、トレ食創業者である沖村と出会い、彼の熱い志に深く共感する。その結果、研究開発に身を投じる決意を固め、研究・機械開発に従事する。2021年には取締役に就任し、現在は研究開発部門、知的財産権の管理、機械開発を担当。

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<ゲストスピーカー>
トレ食株式会社
研究主任:石丸 裕也

北海道大学大学院総合化学院博士後期課程修了(2023年)。博士号(工学)を取得後、トレ食に入社。北海道大学より一貫してバイオマスの成分分離技術の開発と、セルロースやリグニンの有効利活用に関する研究に従事し、数多くの学会で受賞歴、ならびに論文発表の実績を持つ。現在、北海道大学民間等共同研究員として、研究開発に主として従事。専門は化学工学、触媒化学、バイオマス変換化学。趣味は料理とドライブなど。



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<ナビゲーター>
株式会社AIST Solutions
統括事業プロデューサー:北本 大
1988年通産省工業技術院・化学技術研究所入所後、産総研の機能化学研究部門長、中国センター所長などを歴任。東京理科大学大学院や広島大学大学院の客員教授、公益社団法人日本油化学会の会長などを兼任。2023年4月より現職。研究テーマは、再生可能資源からの機能性化学品の製造技術。特に、バイオベース化学品の開発および機能評価に基づく応用展開。専門は生物工学、界面化学。趣味は、トライアスロン、ウルトラマラソンなど。

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<ファシリテーター>
株式会社AIST Solutions
スタートアップ部プランナ:鈴木 那美
大学では法学/国際学専攻。
2022年産業技術総合研究所入所、2023年4月AIST Solutionsの立ち上げに伴い出向。産総研時代より一貫してスタートアップ支援業務に携わる。担当領域はマテリアル・サーキュラーエコノミー。


 




  • 【更新日】2024年5月14日
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