株式会社AIST Solutions(以下、「AISol」)がAISolスタートアップとして認定したiFactory社は、国立研究開発法人産業技術総合研究所(以下、「産総研」)触媒化学研究部門 デジタル駆動化学研究グループ矢田 陽 研究グループ長がプロジェクトリーダーを務める研究開発プロジェクト「現地連続製造技術の開発」における連携チームの一員として、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した事業「経済安全保障重要技術育成プログラム/有事に備えた止血製剤製造技術の開発・実証」の実施予定先として採択されました。
産総研 矢田 陽 研究グループ長のコメント
「AISolスタートアップ* である株式会社iFactory様と『現地で医薬品を製造できる』未来を目指し、プロジェクトを開始できることを嬉しく思っています。このプロジェクトが成功すれば、地震など有事の際、多くの人命を救うことに繋がると期待されます。スタートアップ企業による最先端の技術開発と、研究機関としての私たちの知見が融合することで、現場に根ざした医薬品製造のイノベーションが現実味を帯びてきます。産総研グループが掲げる社会課題「レジリエントな社会の実現」の解決に向けて、全力を尽くして研究開発を進めてまいります。」
iFactory 齊藤 隆夫 代表取締役のコメント
「当社は、産業技術総合研究所や多くの連携企業と共に連続製造装置【iFactory®】の開発を進めています。本プログラムでは、当社が保有する連続製造装置、技術に関する知見を活用しながら、人工血小板や抗炎症剤等の現地連続製造に必要な『遠隔地からリモート制御可能な分散型連続製造モジュール』の開発に取り組みます。これにより、平時はもちろんの事、大規模災害時においても、命を守るために必要な医薬品を必要な場所で必要なだけ製造できる体制の構築に貢献し、社会的使命を果たして参ります。」
関連情報
・2025年7月25日掲載 産総研触媒化学研究部門のお知らせ:
デジタル駆動化学研究グループ 矢田陽 研究グループ長を中心とする連携チームがNEDO「経済安全保障重要技術育成プログラム/有事に備えた止血製剤製造技術の開発・実証」に採択されました。(*外部リンクに飛びます)
・2023年10月13日 株式会社iFactoryをAISol スタートアップとして認定いたしました
■AISol スタートアップ
AISolは、社会課題解決への貢献、技術的競争優位性、市場性、産総研とのシナジーなどの観点から産総研グループのミッション達成に貢献することが期待される
スタートアップ企業を、AISolスタートアップと認定し、事業共創を推進していきます。
AISolは、産総研と一体となり、エンジニアリング、マーケティング、ビジネスアクセラレーション、資本などの様々な側面から、AISolスタートアップの成長を
支援し、事業化を共に進めます。
■本件に関するお問い合わせ先
プロデュース事業本部スタートアップ部<aisol-startups-info-ml*aist-solutions.co.jp>(*を@に変換してください)