AIST-IDEAは、環境影響の見える化手法であるLCAやScope3を実施する際に必要となる排出原単位を、網羅性、代表性、完全性、透明性を担保しながら提供する世界最大規模のインベントリデータベースです。 特に網羅性に関しては、日本国内のほぼ全ての事業における経済活動をカバーし、全データを「日本標準産業分類」「工業統計調査用商品分類」に基づいた分類コード体系で作成しています。
また、データは統計をベースに開発されているため、日本の平均的な製造方法やサービスのデータとなっており、代表性を確保しています。
AIST Solutionsでは、ライフサイクル/バリューチェーンを考慮したGHG排出量の見える化が脱炭素イノベーションの実現に重要な役割を果たすと考え、一貫性・信頼性・公平性のある評価方法及びデータベースの「AIST-IDEA」の普及に取り組んで参ります。
新着情報
AIST-IDEAの特徴
- 産総研およびAIST Solutionsでは、LCAやScope3を実施する際に利用するAIST-IDEAのデータベースは、最新バージョン(Ver.3.4)の利用を強く推奨しています
産総研では毎年、AISTーIDEAデータを更新し最新バージョンを提供しております。これまで産総研で開発した旧バージョン(Ver.2.3以前)については、データ情報が古くなっていること・収録されている製品データの数・評価可能な環境影響領域の種類が少ないこと等が理由で、旧バージョン(Ver.2.3以前)で算定したGHG排出量等の信頼性・正確性が十分でない可能性がございます。 - AIST Solutionsから提供するAIST-IDEAのバージョン及びデータの対象国
●日本版(対応言語/日本語・英語):Ver.3.1、Ver.3.2、Ver.3.3、Ver.3.4
※各バージョンの更新点等はIDEAラボ※1HPをご確認ください。
●海外版(対応言語/Ver3.2:日本語、Ver3.3:日本語・英語):Ver.3.2(中国、インドネシア、世界平均)/Ver.3.3(イタリア、フランス、イギリス、ドイツ、トルコ、南アフリカ、インド、タイ、中国、韓国、マレーシア、インドネシア、ベトナム、フィリピン、オーストラリア、アメリカ、カナダ、ブラジル、世界平均)
※海外版の詳細等についてはIDEAラボHPをご確認ください。 - AIST-IEAについて詳しく知りたい方はこちら
資料DLフォームはこちら
AISE-IDEA Ver.3.4のサンプルデータ
(IDEAラボのページへ移動します)
MESSAGE
AIST Solutions AISTーIDEA事業
プロデューサ 竹村 文男
2050年カーボンニュートラルへの取組・環境影響評価に活用を
現在、地球温暖化や気候変動への対策のために多くの国々が温室効果ガス(GHG)の排出削減等に取り組んでいます。日本も2050年のカーボンニュートラル(CN)に向けてさまざまな取り組みを実施しています。なかでも省エネルギー・省資源は最も重要な施策の一つとなっています。しかしながら、真に省エネルギー・省資源になるかの判断は難しく、より正確にはシステム全体をライフサイクル的に見る必要があり、その解析のために必要なのがGHG排出原単位と呼ばれる係数です。GHG排出原単位に関連する活動量をかけ、その積の総和をとることで全体のGHG排出量やカーボンフットプリント(CFP)の算定ができます。AIST-IDEAはさまざまな排出原単位をまとめた約5300のデータセットからなるデータベースで、国内統計をベースに国内ほぼすべての経済活動をカバーするように作成されていることから、高い網羅性、代表性、完全性と透明性を持っています。また、CFPの算定だけでなく、さまざまな環境影響評価に利用できるデータを保有しています。
ぜひAIST-IDEAをCNへの取り組みや環境影響評価の一助としてご活用頂ければ幸いです。
産業技術総合研究所 エネルギー・環境領域安全科学研究部門
IDEAラボ長 田原聖隆
高まる環境負荷算定のニーズに応えるため、データの代表性・網羅性・完全性・透明性維持の向上
ライフサイクルアセスメント(Life Cycle Assessment;LCA)に基づく産業技術の環境政策推進を背景に、2010年に産総研安全科学研究部門よりIDEAがリリースされました。我々は日本を代表するライフサイクルインベントリデータベース開発および国際連携を実施してきました。現在、高まる環境負荷算定のニーズに応えるべく、IDEAのデータ更新、データの代表性、網羅性、完全性、透明性の維持・向上に努めています。また、環境負荷量の算定・評価手法は国内外で議論が活発化し様々な方法論が台頭しています。IDEAの精度向上のみならず、新技術開発へのLCA視点に基づく提言や、欧州の環境規制を始めとした新たな環境パフォーマンス評価手法へのIDEAの対応、そして、国内外の組織や企業と研究現場との橋渡しを目指します。
AIST-IDEAのご利用に関して
お申し込み方法
▶AIST Solutionsが提供する AIST-IDEAの使用に関する基本事項について
AIST-IDEA使用許諾約款
AIST-IDEAお申し込みフォーム
※ 購入後、委託業者の株式会社BODからの請求書発行となります。 (アカウント発行日から約2週間程度でメールにてPDFファイルを送付いたします。)
※2024年7月16日より、購入いただいた全てのユーザーには請求書と併せて納品書も発行しております。
■ お申し込みの流れ
■ 販売代理店
TCO2株式会社 | |
一般社団法人サステナブル経営推進機構 | |
株式会社LCAエキスパートセンター |
▶算定システム専用ページをご覧ください。
算定システム登録企業一覧はこちら
各種お問い合わせ
FAQ よくあるご質問
2. AIST-IDEA を購入した際の支払い条件(末締め、翌末払いなど)を教えてください。
3. お振込みの口座名は、株式会社 AIST Solutions でよいでしょうか?
4. AIST Solutions のインボイス番号は何番ですか?
5. 適格請求書発行事業者番号は、AIST Solutionsと株式会社BODのどちらの番号を記入すればよいでしょうか?
8. 日本語、英語、両方を利用したいと考えています。それぞれの申し込みが必要でしょうか?
9. お客様番号は、いつ発行されますか? また、LCA活用推進コンソーシアム会員の時代の番号は適用されますか?
11. 1ライセンスにつき同一組織3名まで使用可能とのことですが、手続きは事務が担当しております。事務は AIST-IDEA を使用せず、実際のユーザーは組織内の3名となります。アカウント情報記入シートに、事務側の氏名及びメールアドレスの記入でよいでしょうか?
12. AIST-IDEA は、1 ライセンスで何名まで使用できるでしょうか? AIST-IDEA の申込みアカウント情報記入依頼としてエクセルファイルが送付されてきましたが、1ライセンスを購入する場合、アカウントは何名まで記載すればよいでしょうか?
13. 将来の利用も考え20ライセンス購入しましたが、現在必要なライセンス数は10です。その場合、今回は10ライセンス分の10アカウント分だけを記入して、後日順次アカウントを追加する際に追加分を記入することにしてもよろしいでしょうか?
「AIST-IDEA 使用許諾約款」内に価格表を記載しておりますのでご確認ください。
2. AIST-IDEA を購入した際の支払い条件(末締め、翌末払いなど)を教えてください。
請求書発行日から60日以内 にお振込みください。
詳しくは「AIST-IDEA 使用許諾約款」に記載していますのでご確認ください。
3. お振込みの口座名は、AIST Solutions でよいでしょうか?
口座名は、AIST Solutionsではなく、株式会社BOD です。
AIST Solutions は、請求書等の各書類発行業務および、料金の徴収業務を株式会社BODに委託しております。
[振込み先口座]
口座名義人 | 株式会社 BOD |
振込先 | 三菱UFJ銀行(0005) 池袋西口支店(568) |
口座種別 | 普通 |
口座番号 | 0118826 |
口座名義カナ | カ)ビーオーディー |
AIST Solutions の適格請求書発行事業者Noは、T7050001052608 です。
株式会社 BOD の適格請求書発行事業者Noは、 T6013301039989 です。
株式会社BOD は、株式会社 AIST Solutions の委託を請け、AISTーIDEA ライセンス料金の徴収業務を行っております。
5. 適格請求書発行事業者番号は、AIST Solutionsと株式会社BODのどちらの番号を記入すればよいでしょうか?
貴社経理部ご担当者様等へご相談の上、ご記入ください。
6. 納品書は発行していただけますか?
2024年7月16日より、購入いただいた全てのユーザーには請求書と併せて納品書も発行しております。
2024年7月16日以前に購入された方で納品書が必要な場合は、下記の発行フォームから発行依頼をお願いいたします。
7. 購入データは電子データでの納品でしょうか。または、DVD 等の媒体での納品でしょうか?
AIST-IDEA 専用 Web サイトからのダウンロードとなります。
購入を申し込まれた方には、AIST-IDEA 専用 Web サイト にアクセス可能なアカウント(ID、初期パスワード)を発行します。
AIST-IDEA のサイトにお客様がアクセスしデータをダウンロードしてお使いいただくことになります。
8. 日本語、英語、両方を利用したいと考えています。それぞれの申し込みが必要でしょうか?
9. お客様番号は、いつ発行されますか? また、LCA活用推進コンソーシアム会員の時代の番号は適用されますか?
AIST-IDEA 申込み Forms から申込み後、アカウント情報記入の Excel ファイルを窓口担当者様へメールにて送付いたします。
そのアカウント情報記入Excelファイルを事務局へ提出後に、申込み完了のメールと併せてお客様番号を通知いたします。
なお、過去に LCA 活用推進コンソーシアムから通知されていた番号は適用されません。
毎週、活動報告の打ち合わせ等を行うといった同じプロジェクトのメンバーであれば、ライセンスの合算が可能です。
11. 1ライセンスにつき同一組織3名まで使用可能とのことですが、手続きは事務が担当しております。事務は AIST-IDEA を使用せず、実際
のユーザーは組織内の3名となります。アカウント情報記入シートに、事務側の氏名及びメールアドレスの記入でよいでしょうか?
アカウント情報記入シート には AIST-IDEA を実際にご利用になる3名のうち、代表1名様のメールアドレスを記載してください。
12. AIST-IDEA は、1 ライセンスで何名まで使用できるでしょうか? AIST-IDEA の申込みアカウント情報記入依頼としてエクセルファイル
が送付されてきましたが、1ライセンスを購入する場合、アカウントは何名まで記載すればよいでしょうか?
AIST-IDEA は、1 ライセンスにつき、使用者が申込みの際に申告した「業務内容を一にする組織」(例:課、研究室、チーム)の内部で、3 名までかつ3台までのパーソナルコンピュータ等で IDEA データを使用することができます
13. 将来の利用も考え20ライセンス購入しましたが、現在必要なライセンス数は10です。その場合、今回は10ライセンス分の10アカウン
ト分だけを記入して、後日順次アカウントを追加する際に追加分を記入することにしてもよろしいでしょうか?
問題ありません。
追加時に改めて追加を希望されるアカウントをご記入の上ご連絡ください。
ただし、使用期限にご注意ください。追加の10アカウントの使用期限は、最初に発行したアカウントと同じです。(ケースA)
追加の10アカウントは、アカウント情報提出されてから1年間ではありません。
もし、追加10アカウントを使用期限1年間としたい場合、新規での購入をお願いいたします。 (ケースB)
追加アカウントの使用期限を最初に発行したアカウントと同じとして、差額のライセンス価格のみを支払って追加購入することも可能です。(ケースC)
※1:IDEAラボ
2017年4月に産業技術総合研究所 安全科学研究部門にIDEA (Inventory Database for Environmental Analysis)ラボを設立し、研究プロジェクトメンバーを中心に組織横断的に研究を実施しています。主な研究活動は、AIST-IDEA の開発および、国内外の連携と技術評価の実施と方法論の確立です。安全科学研究部門の研究員を中心に構成され研究開発に携わっています。
※2:LCA活用推進コンソーシアム
環境負荷を見える化し、適切に定量評価していく機運が高まる中、産総研では持続的な環境社会づくりに貢献するために、2020年に「LCA活用推進コンソーシアム」を設立しました。AISTーIDEAを購入されたお客様は無料で入会することが可能です。コンソーシアムでは定期的な活動報告や勉強会、講習会などのイベントへ参加が可能です。コンソーシアムは、化学、金属、食品、繊維、自動車といった製造業中心に、カーボンニュートラルの実現に向けて、LCAに取り組む320団体以上の会員(2024年6月時点)で構成されています。